セガサミーHD、横浜IRに参入表明 日本企業は初「潜在力が大きい」

セガサミーホールディングスがブースに展示したIRの模型=パシフィコ横浜

 セガサミーホールディングス(東京都)は29日、横浜市が誘致を目指すカジノを含む統合型リゾート施設(IR)に、運営事業者として参入する方針を公表した。横浜のIRを巡っては、複数の海外企業が運営権獲得に名乗りを上げているが、日本企業は初めて。

 同社は2017年4月、韓国初のIR「パラダイスシティ」に韓国企業とともに参画。現地に社員50人余りを派遣してノウハウを研究してきた。同IRの運営会社は2019年3月期時点で営業赤字だが、担当者は「カジノ利用者が増えている。近く黒字に転換する」とした。

 里見治紀社長は「横浜は潜在力が大きい。エンターテインメント企業として最高のIRを提供したい」と参入の理由を説明。運営に当たっては、外国のIR事業者と連携する形もあり得ると述べた。

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