『成長する姿 近くで見て』 新体制、さらなる飛躍を ご当地アイドル「MilkShake(ミルクセーキ)」

新体制となったミルクセーキ。右から乙野さち、海波きら、絢優、如月りお、花瀬みく=長崎市浜町

 長崎の女性アイドルグループ「MilkShake(ミルクセーキ)」は、デビュー7年目。絢優(あゆ)(20)、海波きら(14)、如月りお(19)に加えて、昨年5月には乙野さち(21)、12月には花瀬みく(20)が加入した。新体制となってさらなる飛躍を誓う彼女たちに今の思いを聞いた。

 -昨年はライブ全県制覇を目標に掲げた。1年を振り返って。
 絢優 これまでは長崎市内のイベントが多かったけど、昨年は7市町でライブを見てもらうことができた。幅広い人たちに知ってもらえたかな。今後、時間がかかっても全県回りたいね。
 りお 7月にお披露目した新曲「革命JAAAAA」は挑戦の曲になった。ライブでお客さんを巻き込みながら盛り上げたくて、自分たちで振りをアレンジし直したりしたね。ライブ後に「『革命』楽しかった」って言ってもらえるようになって、手応えを感じる。
 絢優 りおが歌が上手だから、引っ張られて私たちも歌えるメロディーの幅が広がったと思う。

 -ミルクセーキとして“アイドル”になる瞬間は。
 きら ライブ前にいつも円陣を組む。その後にあゆちゃんとさちの背中をたたくんですけど、私はそれでけっこうスイッチが入る。
 絢優 私はバイトしててもお風呂入っていても、寝てても、頭のどこかでいつも考えて過ごしてるな。
 りお ライブの前日の夜中にスイッチが入る。ライブのことを考えたらワクワクして、過去の動画とか見たりして、寝ないんです。

 -新メンバーは2人とも県外出身で、長崎の大学に通いながら活動を始めた。
 さち 大分出身。もともとアイドルが好きで、自信はなかったけれどチャレンジしたいと思った。初めてステージに立った時は、これがアイドルの世界だって感動したよ。
 みく 佐賀出身。高校では部活とか頑張っていたけれど、大学生になってからぼーっと生きていた。もともと陰キャ気味で、自分を出したい、何か頑張ることを見つけたいと思って、オーディションに応募した。
 さち 「Shi・shi・n」という曲では、「♪あの子に送ってるその視線をいつの日か私にむけてみせる」-っていうパートを歌わせてもらっている。入ったばかりだとステージで注目されない。今の自分にすごい当てはまる。私を見てって気持ちをのせて歌っています。
 絢優 アイドルの気持ちを歌った曲で、私も好き。活動するなかで思っていることがそのまま歌詞になっているから、気持ちをぶつけやすいよね。
 みく 私はまだ覚えていない曲もあるので、今が本当に頑張り時。ツイッターとかで私を推してくれる人がいるのを見ると、つらいときもあるけど頑張ろうと思う。

 -新星ミルクセーキとして2020年の抱負を。
 きら みんな性格も個性もばらばらで、アイドルをしていないと出会わないし、絶対ここまで仲良くならないだろうなと思う。それでも長崎を盛り上げたいっていう思いは一緒だよね。個人として、グループとしても、もっと成長できる1年にしたいな。
 絢優 私はミルクセーキに入って4年目。長崎でいろいろなイベントに出たり、テレビに出てみたりということはもちろん、欲張りなので大きいステージにも立ってみたい。これまで以上に視野を広げて活動したい。
 りお 新体制になって、これから新しく成長していく姿をファンのみんなに近くで見てもらいたいし、新しいファンの仲間を増やしていきたい。変わらず温かい応援をよろしくお願いします!

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