「江戸東京博物館」の見どころ徹底解説!圧巻の歴史ジオラマは必見!

大相撲の興行で有名な国技館がある両国は人気の観光スポット。今回は江戸・東京の歴史を学べる江戸東京博物館をご紹介いたします。

江戸東京博物館とは

時代の流れとともに失われつつある江戸・東京の歴史や文化の保存と伝承を目的に、1993年両国にオープンした博物館で、大型模型や精密なジオラマ模型、豊富な史料の展示を通して楽しみながら江戸・東京の歴史を学ぶことができる施設です。通年見学可能な常設展示の他に年4回から5回の企画展示や催し物も開催されています。
今回は見どころ満載の常設展示を中心にご紹介いたします。
※江戸時代(1603〜1868年)

開館時間:9:30 am 〜 5:30 pm(土曜日は7:30 pmまで)
休館日:月曜日(祝日または振替休日の場合はその翌日)、年末年始
常設展観覧料:一般600円、大学生・専門学校生480円、高校生・中学生300円、小学生以下無料
アクセス:JR総武線 両国駅西口下車 徒歩約3分、都営地下鉄大江戸線 両国駅(江戸東京博物館前)A3・A4出口徒歩約1分

江戸ゾーンで芸術的なジオラマを堪能する

江戸東京博物館の常設展示室は7階建ての建物の5、6階部分にあたります。常設展示室は「江戸ゾーン」と「東京ゾーン」に分かれているので、6階の江戸ゾーンからスタートしましょう。
江戸ゾーンの最大の見どころはおよそ400年前の江戸の町並みを再現した大規模なジオラマ模型。当時の史料を基に復元された建物の精巧さはもちろん、人物模型のいきいきとした表情や仕草、着物など細部までこだわって作られたジオラマはもはや芸術品レベルの美しさ。ずっと眺めていると、当時の江戸の街のにぎわいが聞こえてきそうですね。

東京ゾーンでレトロな街並みを眺める

東京ゾーンでは明治初期(1870年前後)から現代(2010年ごろ)までの東京の街の変化・発展の様子を時代ごとに紹介しています。
ここでの注目は、明治初期にいち早く西洋風の街並みが築かれた「銀座煉瓦街」の復元模型や、現在の銀座のランドマーク・和光の地に立っていた「朝野新聞社」社屋の実寸模型など。江戸ゾーン同様、細部までこだわった復元模型や、人形の仕草や衣装にもご注目を!服装や持ち物などから急速に進む西洋化の波の中で変わりゆく人々の暮らしを感じ取ることができますよ。

ミュージアムショップでかわいい和グッズを購入する

館内に2カ所あるミュージアムショップでは、博物館の収蔵品をモチーフとした文房具・雑貨など多彩なミュージアムグッズを販売しています。特におすすめなのが「赤絵みみずく」をモチーフにしたグッズ。江戸時代(1603年~1867年)、赤色は魔除け効果があると信じられていて、小さな子供が病気になると親たちはみみずくやだるまなどを赤色で描いた「赤絵」や赤い玩具を子供の枕元に置き、病気の治癒を祈ったのだそうです。張り子の人形や、タオル、手ぬぐいなど様々な商品を展開していて、軽くて持ち運びも便利なのでお土産にもぴったりですよ。

「江戸の食文化」をテーマにしたレストラン「和食・甘味処 桜茶寮」でランチを楽しむ

館内には疲れた時に休憩できるカフェや、本格的な洋食が食べられるレストラン、江戸の食文化をテーマにしたカフェレストランなどがありますが、おすすめは7階にある「和食・甘味処 桜茶寮」。店内は広々としていて、開放感たっぷりです。窓側の席はカウンター式になっていて、外の景色を眺めながら食事を楽しむことができます。運が良ければ両国国技館を眼前にしながら食事を楽しむことができるかもしれませんね。
おすすめは深川の漁師たちのまかないめしであった「深川めし(ぶっかけめし)(1,250円(税込))」や、「穴子丼(1,850円(税込))」、江戸っ子も大好きだった蕎麦(950円(税込))など。江戸っ子気分で粋に食事を楽しんでみてはいかがでしょうか?

いかがでしたか?江戸東京博物館では伝統文化体験プログラムや、寄席、ミュージアムトークなど様々なイベントも行われているので、ぜひ参加してみてくださいね。きっと素敵な思い出になりますよ。

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