壱岐空港で不法侵入訓練 5機関20人が連携確認

滑走路内に侵入した犯人役を取り押さえる署員たち=壱岐空港

 長崎県壱岐市石田町の壱岐空港で29日、不法侵入を想定した対応合同訓練があった。壱岐署や壱岐空港管理事務所など5機関から約20人が参加。緊急時の連携と保安体制を確認した。
 訓練は、航空機の離着陸を妨害しようとする男が車両でゲートを突破し、滑走路内に侵入した想定。管理事務所の職員が壱岐署などに通報し、署員がパトカーで滑走路内を走行する侵入車両を追跡した。車両から降りて抵抗する犯人役を警棒や盾を使って取り押さえた。
 警備課の高橋淳警部補は「それぞれの役割分担を見直し、柔軟な対応ができるように訓練を続けてもらいたい」と関係者に話した。

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