「みかん色の恋」昭和のファンにとっては懐かしい。
ジャニーズJr.の今村隼人の父、今村良樹が62歳で大人気グループ『ずうとるび』を再結成したことが話題になっています。『純烈』のように健康ランド巡業でアイドル活動を再開します。
『ずうとるび』は、日本テレビの人気番組『笑点』の『ちびっ子大喜利』で座布団10枚を獲得した山田隆夫を中心に結成され1974年にデビュー。「ビートルズをひっくり返した」のがネーミングの由来と言われています。1975年にはNHK紅白歌合戦に出場してキャンディーズと対決しました。
「モノマネが得意な今村隼人は、父親ゆずりかもしれません。父、今村良樹は、ビートルズのポールマッカートニーを真似て左利きベースを奏でていました。1982年に今村の渡米を機に『ずうとるび』は解散。今村は才能に溢れ、漫画、イラスト、ミステリー等を雑誌で発表していました。解散後は放送作家として活躍。『マジカル頭脳パワー』『お笑いマンガ道場』等、人気番組を多く担当していました」(週刊誌記者)
才能豊かな父親を持って、今井隼人の将来も楽しみですね。『ずうとるび』は四人組でしたが、今回は五人での再結成。
音楽性の違いで山田隆夫は先に脱退し、池田善彦が途中から加入。今回の再結成は、江藤博利、新井康弘、今村良樹、池田善彦、山田隆夫の五人となります。メンバーは全員60代。なぜ今、再結成なのでしょうか。
「年始に上演された『昭和歌謡コメディvol.12』(江藤博利主催)に新井康弘がゲスト出演し、38年ぶりに共演した盛り上がったことがきっかけです。山田が脱退した後に、新井がリーダーでしたから、メンバーをまとめやすかったようです。
横浜銀蝿の再結成もあります。昭和の人気アーティストが身辺が落ち着いたり、過去の対立やわだかまりも老成して解消したりするのでしょう。かつてのファンの子育ても一段落し、経済的にも時間的にもゆとりが出てきているから商機なのかもしれません」(スポーツ紙記者)
『純烈』が出演している健康ランドに彼らよりコストパフォーマンスよく出演するのも注目されています。
「4人のメンバーの純烈はチケット代が2200円、ずうとるびはメンバー5人で2000円だから、お得です」
と新井リーダーが築地本願寺ブディストホールで開催された『昭和歌謡コメディvol.12』でPRしていました。
2月9日に神奈川県厚木市の東名厚木健康センター、2月10日に埼玉県草加市の草加健康センター、2月22日に神奈川県座間市の相模健康センターに出演することが発表されています。
昨年、ジャニー喜多川お別れ会の時に、「ずうとるびのメンバーの息子がジャニーズJr.にいる」と川崎麻世が新聞取材でコメントしていたのは、今回の再結成の匂わせだったのでしょうか。
「ずうとるび」の江藤博利、元ジャニーズの川崎麻世、元ジャニーズ『男闘呼組』の前田耕陽。三人ともSNSでファンとつながり、舞台のチケットを手売りしています。
人気アイドルグループ解散後の活動の形の一つに舞台、健康ランド巡業があるようですから、将来は、SMAPの健康ランド巡業も否定できません。(文◎冴島奈穂美)