IT大手・GMOがコロナウイルス対策として4千人の従業員を在宅勤務に! ウイルスやミサイルに備える企業体質に称賛の声

社員も概ね喜んでいるようです(画像は公式サイトより)

東証1部上場のIT大手・GMOインターネットが、国内の従業員の大半にあたる約4千人を27日から在宅勤務にすると発表し話題となっています。中国で発生した新型コロナウイルスによる肺炎の患者が日本国内でも確認されたことを受け、社員の安全確保のために人が多い場所への外出や交通機関を使った出張を自粛させる方針とのことです。

GMOといえばインターネット広告、メディア事業、インターネット金融事業や仮想通貨事業などを展開しているネット企業。テレワークで対応できる業務も多いことから、こうした対応を決めたそうです。在宅勤務は2週間をめどとしていますが、感染拡大の状況を見て延長なども検討し、中国駐在中の従業員も帰国させる方針であることが明かされています。

同社は2011年に発生した東日本大震災以降、災害時や社会情勢に合わせて在宅勤務へ移行できるよう、全従業員を対象とした年1回の在宅勤務の訓練も実施してきたそうです。実際に大規模な在宅勤務に踏み切るのは今回が初めてということですが、こうした企業の判断に称賛の声が上がっていました。

ネット上では「本当にすごいです。在宅勤務がこの機会にどんどん広まって欲しい」といった声をはじめ

「各社早よやれ。空振りでもいいから」

「働き方改革ってこーゆーことよね」

「バスの運転手も感染するんだから満員電車なんてもっと密着するし世のサラリーマンや学生は大変だよ。会社や学校は時間をずらすとか休みにするとかするべきじゃないのかな。GMOの早くからの在宅勤務は本当に英断だった」

「こういった職場がもっと増えてくれれば、“そこまでしてくれるんならもっと一生懸命働こう”って思えるんだけどなぁ。羨ましい」

「GMOすごい。中国から自社の社員も帰国させるみたいだし、本来なら国が主導で動くべきことを一企業がやってる。社員からの信頼はもちろん企業のイメージアップにもなる。小売業やホテルも見習って、せめてマスクつけさせてあげなよ。一番感染の危険に晒されてるの、接客業だよ?」

「GMOさんのすごいのは、こういうときに在宅にできる環境がきちんと整備されていた点よな」

といった声が寄せられています。

また、この報道に前澤友作氏は「素晴らしいご決断」、高須克弥氏は「すごい! 決断力に脱帽」とそれぞれ称賛のコメントを寄せていました。

「たしか2017年だったと思うのですが、北朝鮮がミサイル実験をするという報道が出たときに、幹部がこぞって首都圏から離れたのがGMOではなかったでしょうか。社風として社会情勢に敏感なんですね(笑)」(ネット企業社長)

全ての企業が在宅勤務という選択ができるわけではないものの、こうした柔軟な働き方ができる企業が増えていくことを多くの人が願っているはずです。(文◎絹田たぬき)

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