諫早市中学生・高校生文芸コン 表現力豊か 入賞88人

4部門で最優秀賞に輝いた生徒たち=諫早市宇都町、ホテルグランドパレス諫早

 諫早市中学生・高校生文芸コンクール(市芸術文化連盟主催)の表彰式が26日、市内であり、随筆、詩、短歌、俳句の4部門の入賞者88人をたたえた。
 日本を代表する文学者を数多く輩出した風土を受け継ぎ、若い世代の創作活動を盛んにしようと、2000年から毎年開き20回目。市内の中学、高校、特別支援学校計28校の3600人が計6376点を応募した。
 同連盟の山下博之会長が受賞者に表彰状を手渡した後、松本玉記・同コンクール実施委員長は「個性的な視点やすっきりした文章構成が多く、年々、表現力が豊かになっている」と講評した。
 受賞者を代表し、詩部門で最優秀賞に輝いた県立諫早高1年の波戸菜保子さん(16)は「受賞を機に、より文学に親しみ、日頃の思いを文字に託す習慣を大切にしたい」と述べた。
 入賞者の全作品を掲載した冊子を市内中学、高校や図書館などに配布する。

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