佐渡汽船 訪日客に割引サービス 新潟-台北線休止で対策

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 新潟県佐渡市は29日、新潟-香港線を運航するキャセイドラゴン航空など航空3社を使った外国人向けに、佐渡汽船の利用料を最大3割安くするサービスを始めると発表した。昨年12月に遠東航空が新潟-台北線を休止した影響が佐渡観光にも及ぶ中、新たなエリアからも観光客の呼び込みを狙う。

 割引サービスは市、佐渡観光交流機構、佐渡汽船の3者が連携して行い、費用は佐渡汽船が負担する。

 対象は3月末まで新潟-香港線を運航予定のキャセイドラゴンと3月30日に新潟-台北線を就航するタイガーエア台湾に加え、香港と国内を結ぶキャセイパシフィックを利用した外国人旅行客。期間は3月1日から6月末まで。

 佐渡汽船の切符売り場で航空券を提示するとジェットフォイル、カーフェリーの料金で15~32%の割引を受けられる。

 市によると、2018年の市内の外国人延べ宿泊数は約2万5千人泊で、台湾からが約6割を占めていた。遠東航空の休止で約1200人のキャンセルが出ており、市が対策を急いでいた。割引と合わせ、3航空会社の3月発刊の機内誌に佐渡の特集記事を掲載するなど、プロモーションにも力を入れる。

 香港から佐渡への観光客は18年に196人泊にとどまるが、市観光振興課は「成田、羽田の両空港を使っているキャセイパシフィックにまでプロモーションをするのは初めてであり、一連の取り組みで個人客は相当増えるのではないか」とみている。