福士蒼汰が明治版ホームズに!「明治開化 安吾捕物帖」ドラマ化

俳優の福士蒼汰が、NHK BSプレミアムで5月15日スタートの時代劇「明治開化 新十郎探偵帖」(金曜午後8:00)に主演する。作家・坂口安吾による、明治版シャーロックホームズとの異名をとる同名小説を実写ドラマ化。明治に入り乱れる人間の愛憎に迫る新型サスペンス時代劇で、福士は警視庁からの信望厚い洋行帰りの特命探偵・結城新十郎を演じる。

事件の真相をズバズバ指摘する福士演じる新十郎の周りには、勝海舟の元剣術の教え子で難事件を推理することが大好きな泉山虎之介や、芸者出身で肝っ玉おっ母の勝海舟の妻・民、新十郎にほれ込む大政商の娘・梨江(内田理央)、戯作者の花迺屋因果、新十郎を煙たがる警視庁大警視・速水星玄など個性的な人々が集まってくる。謎解きが進むにつれて、立ち現れる人々が抱える不安や愛憎が明らかになり、新十郎はさまざまな事件を通じて、西郷隆盛や大久保利通などの多くの時代の要人たちと渡り合い成長していく。

主演の福士は「明治維新以後、時代ががらりと変わり、同時に変化を余儀なくされた、そこに暮らす人々の生きざまや葛藤、原作者・坂口安吾が描く世界観を少しでも表現することができればと思います。まずは探偵モノとしてのエンターテインメント性を楽しんでいただきつつ、事件を解決する中、浮き上がってくる人間の本質をより感じていただきたいです」と話している。

また、今作のヒロイン・梨江役で時代劇に初挑戦する内田は「初めての時代劇なので少し緊張して衣装合わせに向かったのですが、監督をはじめスタッフさんが梨江のハイカラなファッションやヘアを試行錯誤してくださり、緊張が一気に楽しみに変わりました。梨江の、じゃじゃ馬!と呼ばれるような気の強さ、少しずつ新十郎に心ひかれていく姿も注目してください」と意気込んでいる。

ほかに矢本悠馬、中村靖日、勝村政信、鶴見辰吾、稲森いずみ、高橋克典といった豪華な布陣が、明治初期の時代をサスペンス×時代劇という新たな切り口でみせる。

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