JR難波駅に直流電力変換装置導入 電力量削減効果は一般家庭40世帯分

直流電力変換装置イメージ 画像:JR西日本

2020年2月1日、JR難波駅が「エコステーション」に――

JR西日本は省エネルギー月間である2月にあわせ、JR難波駅に直流電力変換装置を導入します。

同社の説明によれば、直流電力変換装置とは、列車がブレーキをかけた際に生じる回生電力(直流)を交流に変換し、駅の照明などに有効活用することで省エネルギーを実現するための装置です。

列車本数が多く回生電力の利用率が高い線区に導入すれば省エネルギー効果が得られるという想定のもと、開発が行われました。同装置は2016(平成28)年春旅客駅として開業したJR神戸線摩耶駅に導入されており、難波駅は2駅目となります。

JR難波駅は昼夜を問わず照明・空調等の駅設備が常時稼働する地下駅であることから、直流電力変換装置による省エネ効果が高く、一般家庭40世帯程度の電力量削減が期待できます(摩耶駅の4倍相当)。

またJR難波駅の改札付近にはエコモニターを設置し、同装置による省エネ効果を利用者に伝えます。

エコモニターイメージ 画像:JR西日本

鉄道チャンネル編集部

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