R&BビートメイカーCoff、チルでメロウなオルタナティブR&Bをリリース!

R&BビートメイカーCoffによる4thシングルが到着。 前作『オー・プラネテス』から約2ヶ月ぶりのリリースとなる今作は、 Coffが得意とするR&Bナンバー。 ブラック・ミュージック全般に造詣が深いCoffにとっての2020年代におけるR&Bの解釈と位置づけが垣間見えるタイトルとなっている。 1stアルバム『Tiny Music』収録のチル・ファンク『Society』をさらに純度高くグレードアップさせたクールな雰囲気は、 今年最初のリリースに相応しい仕上がりに。 これまでの自身のイメージを刷新するかのような、 スポットライトで照らされたCoffの姿がシリアスな印象を与えるアートワークは、 写真家の西光祐輔氏が手掛けている。

本作はリバース系/ノイズ系のエフェクトを随所で聴かせるコンテンポラリーなオルタナティブR&Bとなっており、 自身のトレードマークであるトリッキーなラップとの相性は抜群。 透明感のあるシンセ・パッドと粒立ちのよいシンセ・ベースを主軸に据えたスムースなグルーヴ感が心地よいトラックは、 刺激的なギミックが満載。 ブリッジで展開されるポリリズムのシンセ・アルペジオや現代最高峰のベーシストMarcus Millerを思わせるニューヨーク・サウンドのスラップ・ベースにも注目。 グラミー賞受賞歴をもつR&BシンガーFrank Oceanに迫るアーバン・テイストのサウンドを実現した傑作が、 ここに完成。

MVは前作に引き続き、 Coff本人がディレクションを担当。 暗闇の中でビビッドな色彩の照明が映えるカットの他、 様々なカットが無造作に配置されている。 特筆すべきは、 血液を模した液体が画面に垂れるグロテスクな演出。 昨年世界的にブレイクし、 瞬く間にスターダムを駆け上がったBillie Eilishを彷彿とさせるエキセントリックな仕上がりに。 リリックの抽象的な世界観が視覚化された、 不穏な空気感が立ち込める注目の内容となっている。

また、 3/7には大阪の南堀江南堀江SOCORE FACTORYで開催されるイベント『THR MOSH PARTY presents Void Storage』の出演が決定しており、 omodati、 VMO、 BBBBBBB、 KK manga、 yuzi_zapping、 やっほー、 THR MOSH PARTY、 DJ こすけといった、 個性豊かなアーティストが日本各地から集結。 翌週3/15には下北沢THREEにて開催されるイベント『パリ、 手賀沼、 下北沢~パスフェス~』の出演を控えており、 DOTAMA、 Coff、 坂口喜咲、 フルフェイス、 komori+yusa(from 壊れかけのテープレコーダーズ)など、 こちらも気鋭のアーティストがしのぎを削る注目の内容に。 ソロ活動開始後、 さらに深く自身の音楽性を追求するCoffのグルーヴを体感できるステージは、 耳の肥えたリスナーまで楽しめること間違いなし。 これまでCoffのライブに足を運んだことのない音楽ファンも必見だ。

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