雲仙市産の煮干しを使い、関東の有名店とコラボしたラーメンが2月2日、同市小浜町である「オバマ感謝祭 ニボシ祭り」で販売される。関係者は「生産量日本一の県産煮干しを舌で知ってほしい」とPRしている。
開発に携わったのは「すごい!煮干しラーメン」を軸に国内外で約50店舗を展開する「凪スピリッツ」(東京)。2年前の同イベントに出店したのが縁で、今回のコラボが実現した。同社は通常、20種類以上の煮干しをブレンドするが、今回は同市産の煮干しだけを使用。また、「中華そば ムタヒロ」(東京)も県産煮干しを使ったスープで出店する。
1月中旬、祭り実行委メンバーや生産者、「長崎にぼし推進委員会」の宮崎一利会長ら約10人が同町の南本町公民館で、東京から届いたラーメンを試食した。メンバーらは「あっさりしているのに濃厚」「魚の味がしっかり主張している」など手応えを感じた様子だった。
宮崎会長によると、海流が穏やかな橘湾の魚は脂身が多く、だしに適した煮干しになるという。「ラーメンを通じて、生産量日本一を誇る煮干しの素晴らしさを多くの人に知ってほしい」と話した。
同イベントは2月2日、小浜マリンパークで午前10時~午後3時。煮干しラーメンは500円で午前11時半から計400食を販売する。正午から恒例の「105メートル恵方巻き」、午後2時からは「煮干しまき」もある。雨天時は規模縮小して開催。問い合わせは小浜温泉観光協会(電0957.74.2672)。