事故なく安堵、畜産農家「固定化に不安」 日米共同訓練終了

訓練終了式で訓示する陸自の渡辺亘紀1等陸佐(手前右)と、米海兵隊のバート・ランバート少佐(同左)=30日午後、えびの市・霧島演習場

 えびの市と鹿児島県湧水町にまたがる陸上自衛隊霧島演習場などで13日間行われた日米共同訓練は30日、終了した。米軍輸送機MV22オスプレイは28、29日に同市に飛来し、同演習場での総合訓練に参加。懸念された事故や家畜への被害などはなく、関係者や市民に安堵(あんど)感が広がった。一方、畜産農家からは「オスプレイの訓練が増えたり、固定化されたりしないか不安」との声も聞かれた。

© 株式会社宮崎日日新聞社