たった半年で忘れられた『密かに話題の移籍』7つ

昨年夏に行なわれた移籍マーケットから半年。新たな活躍の場を見つけた選手もいれば、その逆も…。

『squawka』は、昨年夏にすこし話題を集めながらも忘れ去られてしまった移籍をピックアップしている。

パトリック・ロバーツ

移籍元:マンチェスター・シティ

移籍先:ノリッジ、ミドルズブラ

『英国のリオネル・メッシ』とも呼ばれた天才MF。マンチェスター・シティからセルティックへのローンで成功を収め、今季はノリッジ・シティでプレミアリーグに挑戦することとなった。

期待の若手からレギュラークラスの選手に成長すると期待されたものの、ノリッジではわずか3試合しか起用されず。ローン契約は解除されることになり、冬には2部のミドルズブラへと移ることに…。

ババ・ラーマン

移籍元:チェルシー

移籍先:マジョルカ

アウクスブルクから2015年にチェルシーへと移籍したガーナ代表DF。フィリペ・ルイスの穴を埋める存在になると期待されたものの、ローン移籍で他のクラブに貸し出されることに。シャルケ04でプレーしていた2017年1月に前十字靭帯を断裂する怪我を負い、苦しい時間を過ごしたが、昨季終盤にスタッド・ランスで復活の兆しを見せた。

最後のステップとして今季は久保建英が所属しているマジョルカへとローン移籍したのだが…まだ出場は2試合のみ。まだ25歳という若さであるが…。

ヤシン・フェキル

移籍元:リヨン

移籍先:ベティス

昨年夏、リヨンからナビル・フェキルがベティスに加入した。アーセナルやリヴァプールにも興味を持たれていた彼がスペインの中堅クラブに移籍を決断したことは、多くのサッカーファンに驚きを与えた。

それと同時に、リヨンでデビューしたばかりの弟ヤシン・フェキルもベティスへと移籍し、その「兄弟共演」が実現するか…と話題に。ただ、彼はまだBチームでのプレーにとどまっている。

ロニー・ロペス

移籍元:モナコ

移籍先:セビージャ

マンチェスター・シティで育成されたあとリールに貸し出され、その活躍からモナコに引き抜かれた左利きのアタッカー。フランス・リーグアンで印象的なプレーを見せ、話題を集めた。

スペインの強豪セビージャが彼のプレーを高く評価し昨年の夏に2500万ユーロで移籍が実現。ところがリーガではまだ2試合しか起用されておらず、どのような扱いになっているのかがサッパリわからない。

マルティン・シュクルテル

移籍元:フェネルバフチェ

移籍先:アタランタ

かつてリヴァプールで見事なプレーを見せた闘将センターバックは、トルコの名門フェネルバフチェからイタリア・セリエAで進境著しいアタランタに移籍した。

ところが、それからわずか20日あまり。なぜか契約は解除され、イスタンブールBBに加入。あっという間にトルコへと戻っていった。なにがあったのか…。

デイリー・シンクフラーフェン

移籍元:アヤックス

移籍先:レヴァークーゼン

ヘーレンフェーンから2015年にアヤックスへと加入し、2016-17シーズンにはピーター・ボス監督の下でレギュラーを務めたシンクフラーフェン。ただ、さまざまな怪我に悩まされたこともあって欠場が多く、出場機会が乏しくなってしまった。

再起をかけてかつての恩師ピーター・ボスが率いるレヴァークーゼンに加入し、ドイツ・ブンデスリーガに進出するも…また10月にはハムストリングを痛めてしまった。天才が復活する日はもう少し先かもしれない。

ティモシー・ウェア

移籍元:PSG

移籍先:リール

あのジョージ・ウェアの息子ティモシーは、17歳でアメリカA代表に選ばれるなど世界規模で期待のアタッカーだ。2018-19シーズンにはセルティックへのローンで修行を行い、13試合で3ゴールを決めてきた。

19歳ということを考えれば十分以上の結果を残し、今季は同じリーグアンのリールへと完全移籍。大活躍が予言されたものの…筋肉系の怪我でまだわずか2試合しか出場できていない。2歳年上のヴィクター・オシメーンが大活躍しているだけに寂しい結果だ。

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