<せんだい仕事人>AIで新サービスを/七十七銀デジタル戦略課副長 瀬川隼也さん(32)

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 銀行が金融とIT(情報技術)を融合したフィンテックへの対応を迫られる中、三菱UFJ銀行系のフィンテック新会社「ジャパン・デジタル・デザイン」(JDD、東京)に2017年の設立時から出向した。19年12月、本店新設部署のデジタル戦略課に配属され「環境やニーズの変化を捉え、既存の枠にとらわれないアイデアを出していきたい」と力を込める。

 JDDではデジタル通貨の企画、AI(人工知能)活用の研究などに携わった。「利用者の一日を可視化して使うお金の動きを考えたり、具体的な個人を設定して必要なサービスを考えたり。お客さまの視点に立つことを何より学んだ」と出向期間を振り返る。

 現在、主に担当するのは顧客データの活用改革だ。「今あるデータをどう分析し、どう生かすか考えている」。AIで企業の業況変化を察知して与信判断に生かす、顧客の出入金の動きから商品提案のタイミングを予測する、といったサービスを形にしようとIT企業と連携して構想を練っている。

 福島市出身で入行10年目。東北で地域貢献したいと銀行員になった。「異業種に触れた自分が、どんどん変化の声を上げたい」と意気込む。