レッズがさらなる補強 救援右腕・ストロップと契約合意

今オフ、積極的な補強を展開して打線と先発ローテーションのグレードアップに成功したレッズは、次なる補強としてブルペンのグレードアップにも着手した。日本時間1月31日、関係者がMLB公式サイトに伝えたところによると、レッズはフリーエージェントのリリーフ右腕、ペドロ・ストロップと1年182万5000ドルで契約合意に達したようだ。MLBネットワークのケン・ローゼンタールは、出来高を含めるとストロップが最大350万ドルを手にする可能性があることを伝えている。

現在34歳のストロップはメジャー11年のキャリアを誇り、レンジャーズとオリオールズでプレイしたあと、2013年途中から昨年までの6年半はレッズの同地区ライバルであるカブスでブルペンの一角を担ってきた。2018年は60試合で6勝1敗、13セーブ、9ホールド、防御率2.26という素晴らしい活躍を見せたものの、昨季は50試合で2勝5敗、10セーブ、6ホールド、防御率4.97と成績が大幅に悪化。与四球率や被本塁打率の悪化が成績悪化の主な原因だが、奪三振率は8.60から10.58へと大幅にアップしていた。

ストロップの加入により、レッズのブルペンは予定される8枠のうち、ライセル・イグレシアス、マイケル・ローレンゼン、アミール・ギャレット、ロバート・スティーブンソン、ストロップで5枠が確定。残りの3枠をルーカス・シムズ、コディ・リード、サル・ロマノや招待選手のタイラー・ソーンバーグ、ジェシー・ビドル、ネイト・ジョーンズらが争うことになる。

今オフのレッズは全30球団のなかでもトップクラスの積極的な補強を展開しており、マイク・ムスターカスとニコラス・カステヤーノスをそれぞれ4年6400万ドル、秋山翔吾を3年2100万ドル、ウェイド・マイリーを2年1500万ドルで獲得。ストロップを含めたこれらの5人を獲得するのに投じた費用はおよそ1億6600万ドルにも上る。この大型補強は実を結ぶのか。今季のレッズの戦いぶりには大きな注目が集まりそうだ。

© MLB Advanced Media, LP.