MLB公式サイトが2021年WBCアメリカ代表の顔ぶれを予想

前回ワールド・ベースボール・クラシックが行われた2017年3月の時点では、ピート・アロンゾ(メッツ)はマイナーで30試合にしか出場しておらず、コディ・ベリンジャー(ドジャース)はメジャーデビューの数ヶ月前という状況。アーロン・ジャッジ(ヤンキース)はメジャーで27試合だけ出場して打率.179に終わっていた。それから3年が経過し、1年後に行われる第5回ワールド・ベースボール・クラシックでは、これらの3選手がアメリカ代表の一員としてプレイする可能性がある。日本時間1月31日、敏腕記者のジョン・ポール・モロシはMLB公式サイトでアメリカ代表のロースター予想を公開した。

モロシが予想したアメリカ代表のロースターは以下の通り。

捕手(3人)
J.T.リアルミュート(フィリーズ)
ヤスマニ・グランダル(ホワイトソックス)
ウィル・スミス(ドジャース)

内野手(6人)
ピート・アロンゾ(メッツ)
ノーラン・アレナード(ロッキーズ)
コディ・ベリンジャー(ドジャース)
アレックス・ブレグマン(アストロズ)
DJ・レメイヒュー(ヤンキース)
トレイ・ターナー(ナショナルズ)

外野手(5人)
アーロン・ジャッジ(ヤンキース)
ジェフ・マクニール(メッツ)
ウィット・メリフィールド(ロイヤルズ)
マイク・トラウト(エンゼルス)
クリスチャン・イェリッチ(ブリュワーズ)

先発投手(5人)
ゲリット・コール(ヤンキース)
ジェイコブ・デグロム(メッツ)
スティーブン・ストラスバーグ(ナショナルズ)
マーカス・ストローマン(メッツ)
ジャスティン・バーランダー(アストロズ)

救援投手(9人)
ニック・アンダーソン(レイズ)
ジョシュ・ヘイダー(ブリュワーズ)
ブラッド・ハンド(インディアンス)
ウィル・ハリス(ナショナルズ)
イアン・ケネディ(ロイヤルズ)
マイケル・ローレンゼン(レッズ)
テイラー・ロジャース(ツインズ)
ウィル・スミス(ブレーブス)
カービー・イエーツ(パドレス)

モロシの予想では、アレナード、ブレグマン、イェリッチ、ストローマンといった前回大会の優勝に貢献したメンバーのほか、レメイヒュー、マクニール、メリフィールドなど複数のポジションを守れる野手、コール、デグロム、ヘイダーなど球界を代表する投手がバランスよく選出された。三塁にはアンソニー・レンドン(エンゼルス)、マット・チャップマン(アスレチックス)、クリス・ブライアント(カブス)、ジョシュ・ドナルドソン(ツインズ)などの有力選手もいるが、前回大会の中心選手であるアレナード、遊撃のバックアップを兼任することができるブレグマンが選出。外野ではムーキー・ベッツ(レッドソックス)やジョージ・スプリンガー(アストロズ)が2020年オフにフリーエージェントとなることを考慮してメンバーから外れている。

出場を辞退する選手が続出する毎回の傾向を考えると、モロシが予想した豪華メンバーがロースターに揃う可能性は極めて低い。とはいえ、次回大会がおよそ1年後に迫るなか、各国の豪華なロースターを予想するのも、ワールド・ベースボール・クラシックの楽しみ方の1つと言えるのではないだろうか。

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