JR長崎駅構内で不審者の対応訓練 長崎県警など

刃物を持った不審者(左)を制圧する警察官=JR長崎駅

 JR九州長崎支社や長崎県警などは30日、長崎市尾上町のJR長崎駅構内で不審者やテロの対応訓練をした。
 テロ対策の連携強化を目指す官民の枠組み「テロ対策パートナーシップ長崎」の活動で、昨年に続き2度目。県内の事業所などから計65人が参加した。
 列車内で刃物を所持した不審者を乗客が発見したという想定。運転士が通報したり、現場へ駆け付けた警察官と駅員が連携し、不審者を制圧したりした。
 砥綿陽介駅長は「安全に快適に利用してもらうことが大事。今後も安全とサービスの両面を高めていきたい」と話した。
 県内では2018年12月、JR佐世保駅に爆弾を仕掛けたと虚偽の電話をかけ営業を妨げたとして、県警が威力業務妨害容疑で男性=当時(34)=を書類送検している。

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