寒そうめん作り最盛期 浅口・鴨方地域

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日差しを浴びて白く輝くそうめん=浅口市鴨方町小坂東

 手延べ麺の産地・浅口市鴨方地域で、寒そうめん作りが最盛期を迎えた。晴れた日には、天日にさらす「門(かど)干し」が行われ、無数の麺が日差しを浴びて白く輝いている。

 同市鴨方町小坂東の河田紘志さん(78)方では、箸を使いながら60センチほどの長さの麺を約2メートルまで延ばす。2時間ほど日光に当てた後、翌日まで屋内で乾かしてから短く切りそろえる。一連の作業は3月末ごろまで続く。

 鴨方町手延素麺(てのべそうめん)生産者協議会(14業者)によると、近年は屋内乾燥が主流で、門干しをするのは数業者だけになった。河田さんは「日に当てると、麺の白さと風味が増す。手間は掛かるが伝統の技法を守りたい」と話す。