新型肺炎、クルーズ客船にも影響 上海から横浜発着に

横浜港に入港したウエステルダム=2018年

 首都圏の海の玄関口、横浜港では、中国・上海発着のクルーズ客船が横浜発着に切り替えるなど、新型コロナウイルスによる肺炎の感染拡大の影響が広がっている。

 横浜市は31日、上海発着を予定していた米客船大手ホーランド・アメリカ・ラインの「ウエステルダム」が2月15日に横浜港・新港ふ頭客船ターミナル「横浜ハンマーヘッド」に入港し、16日から横浜発着クルーズを行うことが急きょ決まったと明らかにした。

 また、上海発着を横浜発着に切り替えたいとする相談が欧米の船会社から相次いでおり、これまでに10隻分に達したという。

 2月1日に横浜入港を予定していた上海発の外国客船が運航を取りやめるなど、運航スケジュールの大幅な変更が続いている。

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