ナガサキニモカ 長崎県営バス、他4社 6月導入へ 車載器メーカー被災で3カ月遅延

ナガサキニモカ

 長崎県交通局(長崎県営バス、長崎市)などは31日、次期ICカード乗車券「nagasaki nimoca(ナガサキニモカ)」のサービスを6月に始めると発表した。車載器メーカーの被災で当初予定より約3カ月遅れとなる。
 6月開始予定はほかに、県央バス(諫早市)、西肥自動車(西肥バス、佐世保市)、させぼバス(同)。県バス協会によると、昨年の台風や豪雨で福島県内の車載器工場などが被災したため、サービス開始を予定していた今年春に納入が間に合わなくなった。
 これに伴い4社・局は現在のICカード乗車券「長崎スマートカード」の利用もその分延長し、9月ごろまでにする。具体的な日付やポイント付与率などは後日発表する。
 手続きが早かった松浦鉄道(MR、佐世保市)は3月1日、路面電車を運行する長崎電気軌道(長崎市)は3月22日にそれぞれサービスを開始する。九州急行バス(福岡市)も3月開始を予定。一方、長崎自動車(長崎バス、長崎市)は既に独自ICカード「エヌタスTカード」に移行した。

 


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