「全校一斉カレーの日」でカレーに舌鼓 横須賀市

自分で作ったスパイスで味付けた菓子を味わう児童=横須賀市追浜東町の市立浦郷小

 「カレーの街よこすか」を掲げる横須賀市で31日、「全校一斉カレーの日」が実施され、市立小学校46校と特別支援学校2校の給食でカレーが提供された。市立浦郷小学校(同市追浜東町2丁目)では、ハウス食品(東京都千代田区)社員によるカレースパイス作り教室も行われ、児童は楽しみながらカレーについて学んだ。

 給食前に社員が講師となり、カレーの歴史やスパイスについて講義。6年生77人は、クミンやターメリックなどスパイス6種類を混ぜ合わせてオリジナルカレースパイスを作り、コーン菓子にまぶして味わった。上村康介さん(12)は「味が変わるのが不思議だった。でもちょっと辛かった」と話し、山本隆之介さん(12)も「いい経験ができた。友達と少しずつ違った」と友達同士で食べ比べていた。

 全校一斉カレーの日は、市や横須賀商工会議所などでつくる「カレーの街よこすか推進委員会」と同事業者部会の主催で2011年からスタートし、「カレーの日」としてPRしている金曜日に合わせて毎年実施している。食物アレルギーに配慮し、小麦粉の代わりに米粉を使ったカレー2万食が提供された。

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