メクル第432号 「U.S.A.」を日本舞踊で 平戸で公民館土曜学習

日本舞踊の要素を取り入れたダンスを楽しむ子どもたち=平戸市ふれあいセンター

 平戸市紐差(ひもさし)町の市ふれあいセンターで1月25日、「公民館土曜学習」があり、地元の市立紐差小と根獅子(ねしこ)小の児童計23人が、日本舞踊(ぶよう)の要素(ようそ)を取り入れたダンスを楽しみました。
 土曜学習は、共働き家庭の子どもたちに体験を通した学びの場を提供(ていきょう)しようと2015年度に開始。毎回、テーマ別に講師(こうし)を招(まね)いています。この日は日本舞踊藤間流師範(ふじまりゅうしはん)、安村幸子(やすむらさちこ)さん(55)と名取の松本由香里(まつもとゆかり)さん(39)、永田由希(ながたゆき)さん(38)の3人が先生を務(つと)めました。
 和楽器で演奏(えんそう)された「U.S.A.」に合わせ、うちわを手にした子どもたちが日本舞踊の基礎(きそ)となる間を取りながら全身を使った踊(おど)りを体験。踊る楽しさや美しい表現(ひょうげん)の仕方などを学びました。最初と最後は全員で正座(せいざ)をして、頭を下げる礼儀(れいぎ)作法も身に付けました。
 紐差小3年の村瑠希愛(むらるきあ)さん(9)は「踊ることを通じ、美しい心やきれいな言葉も身に付けたい」と笑顔。同じく紐差小3年の坂尾茉希(さかおまき)さん(9)も「日本舞踊は簡単(かんたん)と思ったけど難(むずか)しかった。また挑戦(ちょうせん)したい」と話しました。

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