皇位継承策の見送り論が浮上

政府、女性宮家は必要と言及も

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 国会から「速やかな検討と結果の報告」を求められている安定的な皇位継承策に関し、政府内で対策案提示の見送り論が浮上していることが分かった。複数の政府関係者が1日、明らかにした。男系維持と女性・女系天皇への拡大などによる国会や世論を二分する論争を避け、結論を先送りしたいとの考えが背景にある。その場合、現在の皇位継承順位は維持した上で、女性宮家創設の必要性に触れる論点整理にとどまるとみられる。

 専門家からは、近い将来に皇統の維持が危うくなるとの指摘がある。ただ与野党ともに、政府の消極的な姿勢を追及する動きが弱く、「政界全体の怠慢」との批判が高まる可能性がある。