ブランド牛・長崎和牛を給食に!?諫早で研修会 和風ビーフシチュー、メンチカツ、きんぴらごぼう etc...

長崎和牛を使用したメニュー

 長崎県産ブランド牛「長崎和牛」を学校給食や食育に活用してもらおうと、県学校給食会(白石幹幸理事長)と日本食肉消費総合センター(東京都)は1日、諫早市多良見町の同会で、県内の給食センター職員や学校栄養職員らが対象の研修会を初めて開いた。
 同会によると、長崎和牛は高価なため、補助金が出ている一部の自治体を除き、給食ではほとんど使われていない。研修会には約30人が参加。長崎市の料理研究家、赤崎奈穂子さん(58)が考案した長崎和牛を用いたメンチカツやきんぴらごぼうなど5品を調理した。
 和風ビーフシチューなどを試食した参加者は「輸入牛肉に比べてこくがある」などと感想を語り合った。赤崎さんは「長崎和牛はうま味成分が豊富。塩など調味料の量が少なくて済むので健康にも良い」と利点を説明した。
 長崎市立西浦上小の栄養教諭、松尾由美子さん(60)は「予算を一部負担してもらえる団体を探すなど、献立に取り入れる方策を考えたい」と話した。

長崎和牛を使用したメニューを調理する参加者=諫早市、県学校給食会

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