【MLB】23歳Rソックス三塁手、サイン盗み疑惑を完全否定 「僕らは不正を行っていない」

レッドソックスのラファエル・デバース【写真:Getty Images】

デバースは2018年に121試合に出場、WSではサヨナラ安打を放った

 米球界を騒然とさせているサイン盗み問題。MLBの調査によりアストロズは“黒認定”され、AJ・ヒンチ監督、ジェフ・ルーノーGMらの解任に発展した。そして、2018年の世界一レッドソックスにもサイン盗みの疑いがあるとして、現在MLBの調査を受けている。そんな中、地元メディア「masslive.com」はラファエル・デバース内野手が「僕らは不正を行っていない」とサイン盗みを強く否定したと伝えている。

 同メディアは「ラファエル・デバースがサイン盗みについてボストン・レッドソックスは潔白だと語った:『僕らは不正などしていない』」とのタイトルで詳報。デバースが地元紙「ボストン・グローブ」のスタン・グロスフェルド記者に語ったこととして伝えている。

 記事は「ラファエル・デバースが、レッドソックスの無実を主張する最も新しいメンバーになった」とし「デバースはグロスフェルド記者に、MLBはレッドソックスへの調査では何も見つけることができないだろうと語った」と報じた。

 記事の中でデバースは「僕らは不正を行っていない。才能豊かなチームだから、そんなことをする必要はない。サイン盗みなしで僕らはワールドシリーズチャンピオンになった」と断言。「MLBは、まだ調査を続けているよね。それは、彼らが(サイン盗みの証拠を)何も見つけることができていないということだ。だって、僕たちはそんなことはしていないのだから」と語っている。
 
 記事によると、米スポーツメディア「ジ・アスレチック」が、レッドソックスが2018年にビデオのリプレールームを不正に使用したと報道したことを受けて、MLBが現在レッドソックスを調査している。また、2018年打点王のJD・マルティネス外野手も先日チームの不正を強く否定したことも伝えている。

 23歳のデバースはドミニカ共和国出身の三塁手。2018年は121試合に出場、21本塁打をマーク。ワールドシリーズではサヨナラ安打を放つなどしてチームの世界一に貢献した。昨季は156試合に出場、打率.311、32本塁打、115打点をマークした。(Full-Count編集部)

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