リンドーアは残留希望 お金より勝利を優先

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今オフ、ムーキー・ベッツ(レッドソックス)やノーラン・アレナード(ロッキーズ)らとともにトレード市場を賑わせているフランシスコ・リンドーア(インディアンス)は、日本時間2月2日に行われた球団イベントのなかで、自身の将来について言及。リンドーアはインディアンスで長くプレイすることを希望していることを明言する一方、自身の市場価値も認識しているが、お金だけが将来についての決断に影響を与えるわけではないようだ。

リンドーアは「もちろん5億ドルもらえるなら欲しいよ。それは誰でも同じだろう」とコメント。その一方で、「インディアンスの昨年のペイロールは1億2000万ドルくらいだった。お金の問題があるのはわかっている。話し合うべきときが来たら、代理人やフロントオフィスと話をするつもりだよ」と決して裕福とは言えないインディアンスの財政事情にも理解を示している。

今オフ、インディアンスは補強予算を捻出するために、サイ・ヤング賞2度の実績を誇るコリー・クルーバーをトレードでレンジャーズへ放出。これはシェーン・ビーバー、アーロン・シバーレ、ザック・プリーサックといった若手投手がしっかり着実に成長を遂げてきた結果でもある。インディアンスの予算規模では、リンドーアが2年後にフリーエージェントとなった際に大型契約で引き留めるのは困難と見られており、リンドーアが残留を希望していたとしても、クルーバーのようにトレードでチームを去る可能性もある。

リンドーアはお金より勝利を優先する姿勢を明確にしている。しかし、リンドーアがフリーエージェントとなれば、資金力のある強豪チームからオファーが届くのは確実であり、「お金」と「勝利」の2つから1つを選ぶ必要はない。インディアンスはこうした強豪チームに「お金」の面では対抗できないため、遅くとも2年後にはリンドーアはインディアンスを去ることになるだろう。

なお、リンドーアを今オフ中にトレードで放出することを検討していたインディアンスだが、トレード交渉は進展することなくトーンダウン。リンドーアは今季もインディアンスの正遊撃手として開幕を迎えることになりそうだ。