ジャニーズを退所した男の今 元『男闘呼組』前田耕陽のキレキレパフォーマンスに女性が「誰? 動きヤバい」

「男闘呼組」より。キムタクも憧れたジャニーズのバンド

ソロアルバム絶好調のキムタクが憧れた岡本健一が所属したジャニーズ伝説のロックバンド『男闘呼組』。NHK紅白歌合戦出場、『DAYBREAK』で日本レコード大賞最優秀新人賞、『TIME ZONE』で日本レコード大賞金賞受賞など、輝かしい活動の最中に解散。

楽曲は、ジャニーズのイベントで嵐のメンバーらにも歌われていますから、ご存じの方も多いかもしれません。キーボードを担当した前田耕陽(51)は、ジャニーズ事務所を卒業した後、約十社の芸能プロダクションを移り、今は劇団「Team54」座長としても活躍中です。

新宿駅近くの大塚家具並びにある劇場シアターモリエールで上演の『嗚呼、雑魚戦闘員!』は、テンポ良い展開のコメディで感動できるストーリーで大好評でした。

「前説をさせて頂きます。前田耕陽です。場内飲食禁止、携帯電話の電源はお切りください。バイブだからいいでしょ、と思っている人も〜」

元ジャニーズ川崎麻世、ずうとるびの江藤博利が座長を務める舞台も今年観ましたが、座長自ら前説をするとはスゴいですね。

先輩、川崎麻世同様に舞台の台本を書き、テーマ曲を作る前田耕陽。今回は、コオロギの特撮ヒーローを名演。

「動きヤバくない ?絶対元スーツアクターだよ」

元ジャニーズの過去を知らない世代の女性達が、キレの良い前田耕陽のダンスに魅了されていました。

終演後、物販の紹介では、自らデザインしたTシャツのミスをネタにしたMCが秀逸。

「Tシャツを作りましたが、ドラゴンのスペル間違えてしまいました。出演者の皆さんにチェックをお願いしたら、自分の名前しかチェックしていただけなかったようで」

出演者の紹介でも腰低く共演者を立てていました。

「岸本康太くんは、JAC(ジャパンアクションクラブ)、あっ、今はジャパンアクションエンタープライズですね。失礼しました。キレの良いバック転、ジャニーズ以上でスゴいですね」

新宿シアターモリエールで1月30日から2月2日、大阪HEP HALLで2月5日から9日と公演は続きます。

「ジャニーズ事務所は、デビューの時からお膳立てされているから、勘違いして『ジャニーズ後遺症』になる人も少なくありませんが、前田耕陽くんは、腰が引くて、過去の栄光に浸ることもありません。自分にできることは、率先してやるフットワークの軽さと器用さも兼ね備えています。番組のスタッフや共演者が観に行くだけでなく、新しいファンも掴んでいけるのです。ジャニーズ卒業者の良き手本かもしれません」(テレビ局関係者)

ジャニーズ独立組には、田口淳之介、田中聖等、薬物逮捕者も出ていますが、健全に地道に活動を広げる前田耕陽は好感度高いですね。(文◎冴島奈穂美)

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