大企業に転職するには?転職成功のポイントを紹介

転職をする際に、給与や福利厚生、将来性、安定性などを考え、大企業への就職を希望している人も、中にはいるでしょう。大企業への転職は、自分のスキルや経験とマッチする企業を選ぶなどポイントがあります。

今回は、大企業へ転職したい人に向けて、大企業への転職成功のポイントを紹介します。

大企業に転職したい人に向けた転職成功のポイント

大企業への転職を希望する場合の、成功のポイントについて解説します。

自分のスキルや経験とマッチする企業を選ぶ

大企業へ転職したいなら、自分のスキルや経験とマッチする企業を選ぶといいでしょう。中途採用の場合、即戦力を求めている、今後の成長に期待している、新規事業の分野に詳しい人を募集するなど、転職者に求めるものは、企業によって大きく異なってきます。応募する企業が求めているものを見極め、できるだけこれまでのスキルや経験を活かせる企業を選び、採用の確率を上げていくこと大切になります。

大企業についての情報収集や研究を怠らない

大企業についての情報収集や研究を怠らないことは大事なこと。転職を希望するなら、企業の成長性や将来性、社風や評判など、志望する大企業を、入念に調べておく必要があります。

そして、情報収集の際には、企業の現在の姿だけでなく、一歩先の未来を見据えていくことも大切なこと。具体的には、事業や業界の将来性、競合企業の業績、企業の財務情報などを調べていきます。また、残業時間や社員の様子など、募集要項に書かれていない評判も、企業の口コミサイトなどを見てチェックしていきましょう。

募集人数が多い企業を選ぶのもおすすめ

募集人数が多い企業を選ぶことも、大企業への転職を目指す際に大事なこと。募集人数が多いと場合によっては、採用確率を上げることにもつながります。事業拡大のための募集をしている企業では中途採用の募集人数が多いこともあります。

転職者は、倍率や募集人数も考慮していきましょう。

転職サイトや転職エージェントなど複数のサイトに登録

大企業に転職する前には、転職サイトや転職エージェントなど複数のサイトに登録していきましょう。大企業への応募は、企業ページから直接応募する、転職サイトから応募する、転職エージェントを経由して応募する、ダイレクトリクルーティングなど、現在、さまざまな方法があります。特に、SNSなどを用いて、求職者に企業側からアプローチするダイレクトリクルーティングは近年増加傾向にあります。

以下に、転職におすすめの、転職サイトをまとめてみました。転職者は、複数のサイトに登録し、それぞれを上手に活用していきましょう。

おすすめの転職サイト

※公開求人数は、時期によっても変わります。

名称	特徴	公開求人数(公開)
リクナビNEXT	転職者の約8割が利用する圧倒的知名度の転職サイトリクナビNEXTのみの求人が全体の87%を占めるなど、求人規模が、国内最大20代から50代まで利用しており、ミドル層からも人気が高い	約9,000件
マイナビ転職	約80%が独占求人求人も検索しやすく、サイトも整理されている	約8,000件
ビズリーチ	年収1,000万の求人約3分の1を占めるなどハイクラス向けの転職サイト	約110,000件

参考

おすすめの転職サイト大手7社を比較!特徴や求人数・特化した業界を調査 – 求人・転職おすすめエージェント(エージェント別評判・口コミ) | ボクシルマガジン

「リクナビNEXT」は活用したほうが良い?リクナビNEXTの特徴、メリット・デメリットを紹介

大企業、中小企業で働くメリットデメリット

大企業とは一般的に、中小企業基本法という法律で定められた中小企業の基準(資本金3億円、従業員300人など)を超えるものを指しています。この基準は業界によって異なります。ここからは、大企業、中小企業で働くメリット、デメリットについてみていきましょう。

大企業

メリット

まずは、マイナビが2017年8月に調査した『大手企業で働く人に聞いた!大手企業の良いところは?』というアンケートから、大企業で働くことのメリットをひもといていきます。

大企業は、やはり福利厚生が整い、充実しているという点が大きなメリットだと感じる人が多いようです。また、ネームバリューや社会的信用といった面も、大企業ならではの良さといえるものでしょう。

まずは「大手企業に所属していて、良いと感じるところはなんですか」との問いへの回答を見ていきます(複数回答可)。以下のアンケートはいずれも、1年以外に転職経験のある全国の男女20歳から39歳が対象。インターネット経由で調査し、回答数は200です(調査期間:2017年7月21日から24日)。

順位	回答結果	割合
1位	福利厚生	41%
2位	ネームバリューや社会的信用	40%
3位	会社の将来性や安定性	35%
4位	給与(ボーナスや賞与含む)	30%
5位	労働時間や休暇制度	28%

参考

転職経験者が語る! 大手企業と中小企業の違いとメリット・デメリット|転職実用事典「キャリペディア」

デメリット

今度は、反対に同じ人を対象とした『大手企業で働く人に聞いた!大手企業の嫌なところは?』というアンケート調査から、大企業で働くデメリットを見ていきたいと思います。

人間関係が1位とあるように、大企業は、人数も多い分、人間関係に苦労することも多いようです。また、2位の社風や企業文化は、会社規模が多い分、自分の意見がなかなか通らないとなどといった、大企業に勤める人に多くある不満といえるでしょう。

「大手企業に所属していて、嫌だと感じるところはなんですか」とも聞きました(複数回答可)。

順位	回答結果	数値(最大数100%)
1位	人間関係	35%
2位	社風、企業文化	28%
3位	労働時間、休暇制度	25%
4位	人事制度(評価、昇進、研修など)	19%
5位	ネームバリューや社会的信用	188%

参考

転職経験者が語る! 大手企業と中小企業の違いとメリット・デメリット|転職実用事典「キャリペディア」

中小企業

ここからは、マイナビのアンケートから、中小企業のメリット、デメリットについても見ていきます。

メリット

中小企業は、会社規模が小さい分、アットホームな会社も多く、人間関係に魅力を感じる人が多いようです。また、上司との距離が近いことも多く、積極的に提案ができたりと、仕事内容に充実を覚える人が多いことが分かります。「中小企業に所属していて、良いと感じるところはなんですか」との問いに対する回答を見てみましょう(複数回答可)。

順位	回答結果	数値(最大数100%)
1位	人間関係	33%
2位	仕事内容	25%
3位	労働時間、休暇制度	22%
4位	社風、企業文化	16%
5位	スピード感	15%

参考

転職経験者が語る! 大手企業と中小企業の違いとメリット・デメリット|転職実用事典「キャリペディア」

デメリット

給与はもちろん企業によって差もありますが、大手企業に比べて、給与に不満を抱きやすい人が多くなっています。また、将来性や安定性が見えないことが、デメリットになることも、アンケートから分かります。「中小企業に所属していて、嫌だと感じるところはなんですか」とも質問しています(複数回答可)。

順位	回答結果	数値(最大数100%)
1位	給与(ボーナスや賞与含む)	37%
2位	会社の将来性や安定性	28%
3位	福利厚生	26%
3位	人間関係	26%
5位	労働時間、休暇制度	24%

参考

転職経験者が語る! 大手企業と中小企業の違いとメリット・デメリット|転職実用事典「キャリペディア」

大企業に向いている人とは?

では、大企業に向いている人とは、どのような人なのでしょうか?下に大企業に向いている人をまとめてみました。

指示通りに動くことが得意

大企業では、仕事がマニュアル化されているということも多く、上司の指示通りに動くことを求められることが多いもの。特に、新人は、マニュアル通りに仕事を忠実にすることが必要とされます。

団体行動が得意な人

大企業は、大きなビジネスを、大人数で担当し、作業を細分化しています。そのため、個性よりも、協調性や団体行動が求められるといえます。

まとめ

ここまで、大企業への転職成功のポイントなどを解説しました。大企業への転職は、情報収集を怠らず、自分の経験やスキルに合った企業を選ぶことが大切になります。この記事を大企業への転職を考える際の参考にしてください。

参考

大手企業の転職に成功し「活躍する人」とは?|リクナビNEXT

大企業に転職しよう!中小企業から採用される方法と後悔しないための注意点|Career Picks

「ベンチャーか、大企業か?」と悩むのは「赤いりんご」が好きか、「青いりんご」が好きか?で迷っているのと同じ【キャリア相談】|就活サイト【ONE CAREER】

【就活して分かった】大企業に向いていない人の特徴7選 | 大企業の特徴・文化も | 就活の教科書

転職成功談一覧|選ばれた人だけのハイクラス転職サイト【ビズリーチ】

© 株式会社SEKAISHA