Rソックス・ベッツ ドジャースへの移籍は「不可避」か

今オフのトレード市場を賑わせているムーキー・ベッツ(レッドソックス)の去就は、近いうちに決着しそうな気配を見せ始めている。日本時間2月3日、ジ・アスレチックのピーター・ギャモンズは、ナショナル・リーグの3人の関係者から聞いた話として、ベッツのトレードに関してツイート。そのなかで、ベッツ放出の可能性が高まっているだけでなく、ベッツのドジャース移籍が「不可避」となりつつあることを伝えている。

ベッツのトレードに関しては、ドジャースとパドレスの2球団が獲得を検討していることが報じられている。しかし、パドレスをベッツを放出する際には、交換要員として3年6100万ドルの契約を残すウィル・マイヤーズを引き取らなければならないことが確実視されており、年俸総額削減を第一に考えるレッドソックスにとって、理想のトレード相手はパドレスでなくドジャースであると見られている。今回のギャモンズのツイートは、その見方を裏付けるものとなった。

ギャモンズは今回のツイートのなかで具体的な交換要員の名前にも言及しており、若手外野手のアレックス・ベルドゥーゴ、プロスペクト遊撃手のジーター・ダウンズ、投手1人、プロスペクト1人の合計4人とのトレードを予想している。さらに、交換要員に含まれる「投手1人」として若手左腕のケイレブ・ファーガソンの名前を挙げている。

23歳のベルドゥーゴは、昨季106試合に出場して打率.294、12本塁打、OPS.817をマーク。「MLB Pipeline」のプロスペクト・ランキングで球団5位・全体87位にランクインしている21歳のダウンズは、昨季A+級とAA級で合計119試合に出場して打率.276、24本塁打、24盗塁、OPS.888の好成績を残した。また、23歳のファーガソンは、昨季46試合(うち2先発)に登板して44回2/3を投げ、1勝2敗、5ホールド、防御率4.84、54奪三振を記録している。

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