初の打撃投手で最速152キロ! 度肝抜いた鷹16年ドラ2古谷「内容良かった」

今キャンプ初の打撃投手に登板したソフトバンク・古谷優人【写真:福谷佑介】

唸るような真っ直ぐを次々に投げ込み、2人の打者相手に40球でヒット性は2本

 ソフトバンクの2016年ドラフト2位・古谷優人投手が、衝撃の投球を見せた。A組に抜擢された3日、今キャンプ初となる打撃投手に登板。最速152キロのボールを投げて打者を牛耳り、周囲の度肝を抜いた。

 この日からフリー打撃の打撃投手登板。泉圭輔投手、育成の尾形崇斗投手に続いて投げた古谷は釜元豪外野手、真砂勇介外野手と対戦。球種は予め分かっているにも関わらず、空振りを奪うなど、まともに芯で捉えさせなかった。唸るような真っ直ぐを次々に投げ込み、見守った首脳陣やスタッフたちも騒然とした。

 釜元に対しては20球を投げてヒット性0本。真砂には20球で2本のヒットを許したが、空振りやファウルばかり。まだキャンプ3日目にも関わらず、最速は152キロを記録した。A組に抜擢された4年目左腕はまず、最初のアピールに成功。「どれだけ出来上がっているか。ブルペンでは安定してきたので、打者が立ってどうなるかを意識した。内容は良かったと思います」と語る表情は明るかった。(福谷佑介 / Yusuke Fukutani)

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