【メーカー担当者にズバリ直撃vol. 4】 “自社ブランド以外”で愛用している山道具をベタ褒めしてください! <GARMIN>編 いつも山道具に触れている“審美眼”を持ったアウトドアメーカーの担当者たち。自身が山に行くときのウエアやギアは、どんな風に選んでいるのでしょうか。自社製品はもちろんですが、ライバルメーカーの製品を使う場面もあるのでは!? そこで今回は、<ガーミン>の営業担当者を直撃! 実は愛用している「他社製品」をぶっちゃけてもらいました!

「実は、コレ愛用してます」な自社ブランド以外の山道具を教えてください!

ブランドを背負って自社製品の広報活動に日々励んでいる各メーカーの担当者たち。しかし、プライベートな山行では、ライバルでもある他のアウトドアメーカーの製品を使うこともあるのではないでしょうか?

メーカー担当者が自社ブランドの製品をおすすめするのは当然のこと。ならば、『実は愛用している他社の製品をベタ褒めしてもらおうではないか』というのが当企画なのです。

早速、実際に使っている“自社以外”の山道具を紹介してもらうべく、担当者を直撃しました!

▼第一弾~第三弾はこちら

“自社ブランド以外”で愛用している山道具をベタ褒めしてください!
アイキャッチ画像撮影:YAMA HACK編集部 「実は、コレ愛用してます」な自社ブランド以外の山道具を教えてください! ブランドを背負...

第四弾は、<GARMIN>のカスタマーサポート・鮫島 克仁さんがぶっちゃけ!

ズバリ、愛用している他社製品は?

鮫島さん

私が愛用しているのは、<patagonia(パタゴニア)>のビブパンツ「スーパーアルパインビブ」です。

編集部 荻原

ほぅ!ということは、雪山がお好きなんですか?

鮫島さん

冬は主にバックカントリースノーボードをしていて、群馬や新潟、長野の山によく行きます。

このビブは3~4年前に購入したので、もうモデルチェンジしていると思うんですが、今も山に行くときはいつもこれですね。

編集部 荻原

他のメーカーからもビブパンツは出ていますが、どうしてパタゴニアを選んだんですか?

鮫島さん

もともとパタゴニアが好きだったというのが大きいですね。品質の良さはもちろんですが、環境問題に積極的に取り組んでいるところに共感しています。言うだけじゃなくて実行しているところに、敬服するばかりです。

編集部 荻原

鮫島さんがこのビブを長年愛用しているということも、ウエアやギアを長く使うことを推奨しているパタゴニアの考えに沿っていますね!

【ベタ褒めポイント①】とにかく履きやすい

鮫島さん

パウダースノーを滑ることが多いので、雪がウエアの中に入ってこないようにビブタイプのパンツを昔から履いています。

そんな中で、このパンツは腰回りをしっかりとカバーしつつ、サイドジップがフルオープンなので脱ぎ履きがしやすいところが気に入っています。

編集部 荻原

ブーツを履いたまま着替えたり、用を足すときにも楽そうですね。

鮫島さん

ベンチレーションも備えていて、登っている最中に暑くなったらサッと開放できるのもいいですね。

鮫島さん

それから、滑っているときの着心地も抜群です。おしりとひざ部分が立体裁断になっているので動きやすいんです。

編集部 荻原

ビブタイプだとウエストの締め付けがないから好きっていう方もいますよね。バックカントリーだけじゃなく、深雪のラッセルが多い雪山登山にもよさそうです。

鮫島さん

ビブタイプではないアウターパンツを使っていたこともありますけど、動くとトップスが出てきちゃったりして気になるので、やはりビブタイプが便利で安心。雪山でビブを履かない理由がわからないくらいです(笑)。

【ベタ褒めポイント②】使い勝手のいいポケット

鮫島さん

胸元と両ももにポケットがあって、サッと取り出したいものの収納に便利。特にチェストポケットが気に入っています。

編集部 荻原

いたって普通のポケットに見えますが…?

鮫島さん

ビブパンツのチェストポケットって横ジップのデザインが多いですが、これは縦ジップ。ジャケットのジップと同方向なのでスムーズに開閉できますし、行動食などの出し入れがしやすいんです。

物を入れてもかさばりにくい構造も気が利いています。

【ベタ褒めポイント③】タフで快適な素材

鮫島さん

「ゴアテックス®️Pro」であることも、このビブパンツに決めたポイントです。

色んな素材のハードシェルパンツが出ているけど、防水性防風性の高いのものを探していて。透湿性もあって快適です。

編集部 荻原

ゴアテックス®️の中でも耐久性と透湿性が高いゴアテックス®️Proプロダクトなら、過酷な環境でも使えますもんね。

鮫島さん

裾にエッジガードもついていて、スノーシューなどでの引っ掛かりや擦れにも強いので安心です。

編集部 荻原

内側はゲイターになっているんですね。

鮫島さん

まさに必要にして十分な機能が揃ったパンツですね。今年も冬から春先まで、このビブでバックカントリーを楽しみます!

鮫島さん

子供は逆にインドアで。小さいときにキャンプに連れて行きすぎて、「もうキャンプはいい」って言われます(笑)。

▼<patagonia>現行のビブパンツはこちら
patagonia|メンズ・スノードリフター・ビブpatagonia|メンズ・パウスレイヤー・ビブ

<GARMIM>の今季イチオシも語らせて!

編集部 荻原

ガーミンのおすすめ商品もぜひ教えてください。

鮫島さん

私のイチオシはこれです。

発売したばかりのNEWモデル「fēnix 6X Pro Dual Power」

鮫島さん

マルチスポーツGPSウォッチ「fēnix 6」シリーズから、昨年12月に新作が発売されました。

編集部 荻原

これまでのモデルと何が違うのか気になります!

ガーミン初のソーラー充電機能を搭載!

鮫島さん

「fēnix 6X Pro Dual Power」の最大のポイントは、ガーミン初の太陽電池式であること。ソーラー充電でバッテリー寿命を延ばすことができるんです。

使用機能をカスタマイズすることで稼働時間の調整もでき、GPSモードで最長66時間稼働します。

編集部 荻原

充電するのが難しい、日数の必要な登山でも心強いですね。モバイルバッテリーはスマホの充電に使いたいですし。

鮫島さん

「fēnix 6」シリーズには、ベルトやガラスの素材が異なる様々なモデルがラインナップしていますが、基本の性能は同じです。

地形図を搭載しているので現在地がすぐに分かりますし、ログも取れますよ。登山、スキー、ランニングからサップやゴルフまで、様々なのアクティビティに対応しています。

それから、日常で便利な機能も多いんです。

鮫島さん

心拍計がついているので、心拍の数値をもとに色んなデータの計測ができます。例えば、自分では気づいていないストレスなんかも分かったりしますよ。

登山でも心拍計でその日の体調や心拍の状態を見ながら無理せず行動するというのが大事。無理のないペース登って行った方が、結果的に早く登れることもありますからね。

編集部 荻原

フィールドだけじゃなく、日々のトレーニングや健康管理など、出番が多いのはうれしいですね!

鮫島さん

バンドの種類やカラーも豊富なので、登山のときはシリコン、仕事のときはメタルなど、アレンジするのがおすすめです。

工具なしで簡単にバンドを付け替えられるので、お気に入りのバンドでぜひ楽しんでください。

GARMIN|fēnix 6X Pro Dual Power

愛用している山道具“ベタ褒め”リレー企画、次回は…

今回も普段はなかなか聞くことのできない、メーカー担当者が愛用している“他社製品”を知ることができました。いつも山道具に触れている審美眼を持った方々が、どんな風にギア選びをしているのか、興味深いですね!

次回予告

<ガーミン>の鮫島さんがベタ褒めしてくれた、<パタゴニア>を訪問! 担当者が愛用している他社製品とは!?

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