車いすバスケ元代表選手と交流 玉名市の睦合小

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軽快なトークで睦合小児童に車いすバスケットボールの魅力を伝えた元日本代表の根木慎志さん(右)=玉名市

 元パラリンピック選手から障害者スポーツを学ぶ体験型授業が3日、熊本県玉名市の小中学校で始まった。2000年シドニー大会の車いすバスケットボールで日本代表主将を務めた根木慎志さん(55)らが講師となり、7日までに6校で競技の魅力を伝える。

 日本財団パラリンピックサポートセンター(東京都)が取り組む体験プログラム「あすチャレ!スクール」の一環。玉名市は一昨年に導入し、来年度までに全ての市立小中学校で授業を実施する。

 初日は根木さんが同市岱明町の睦合小4~6年生約80人と交流。巧みな車いす操作でドリブル、シュートを披露した。ミニゲームには、根木さんと親交のある元ロアッソ熊本の巻誠一郎さん(39)も参加。車いすでコートを駆け回った児童らは「難しいけれど面白い」「シュートが決まらず悔しい」と夢中になっていた。

 根木さんは講話の中で「さまざまな違いや障害の有無を超えて、世界中の人々がスポーツで一つになる」と、今年の東京五輪・パラリンピックの意義を強調。社会が力を合わせれば、体が不自由な人の活動を制約する「障害」はなくせると訴えた。(蔵原博康)