BTS"大ヒット写真集″で明かした結成秘話と「ARMY」への愛のメッセージ!

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一昨年、 韓国国内にてWeb限定で一部だけ発売され、 ファンの間では"幻の写真集”と言われたBTS写真集「Dicon BEHIND THE SCENE ~僕たちが一緒なら砂漠も海になる~」。 その日本版が発売され8月の初回予約は1日あまりで完売、 ファンの熱いリクエストにこたえておこなった12月の追加予約も圧倒的な大反響となっている。

本作では220ページにわたって撮り下ろされたメンバーの魅力的な素顔にくわえて、 それぞれが心の内を語った超ロングインタビューが収録されている。 そこには誰もが知らなかった凄絶な下積み時代と7人の絆の深さ、 そして「ARMY」への愛と感謝のメッセージが語られていた。 今回は写真集の大ヒットを記念してインタビューの一部を特別に掲載。

BTSインタビュー

「一緒に暮らすメンバーたちがつらいことが唯一の『つらいこと』です」。 「Begin」に込められた、 JUNGKOOKが嗚咽し7人が泣いた日

プロデューサーのパン・シヒョクがつらいことはないかと尋ねた。 JUNGKOOKは「僕はつらいことなんてありません。 15歳の時に何もわからないままソウルに来ました。 本当に僕がやりたかったことだから…」。 そして言葉を続けた。 「一緒に暮らすメンバーたちがつらいことが唯一の『つらいこと』です。 ほかのことは全部よくわかりません。 みんながつらそうにしているのを見るのがいちばんつらいです。 みんなからつらいことがなくなってほしいです」。 泣いた。 パン・シヒョクが泣いた。 J-HOPEが泣き、 RMが泣いた。 JINも泣いた。 SUGAも泣いた。 Vも、 JIMINも泣いた。 そしてJUNGKOOKは嗚咽した。

(中略)

RM:「メンバーがつらいことが自分のつらいこと」と言って嗚咽していたJUNGKOOKの姿を忘れることができません。 ほとんど感情表現をしないJUNGKOOKなので、 よけいそうでした。

JIN:パン・シヒョクプロデューサーの前で声を上げて泣いていたJUNGKOOKを思い出します。 可哀想であり、 すごいとも思ったし、 可愛かったです。

SUGA:もちろんつらかったです。 疲れてもいたし。 だからいつも、 「Begin」を聴くたび不思議な気分になります。 もちろん、 JUNGKOOKのソロステージを観ると、 カッコいいという感想しか思い浮かびません。

J-HOPE:JUNGKOOKを誇りに思います。 自分の話を自分だけの歌で表現します。 JUNGKOOKのエネルギーを目いっぱい感じられる曲です。
V 今でも覚えています。 JUNGKOOKが泣きながら話した言葉。 その話が全部曲に詰まっています。

JIMIN:JUNGKOOKのおかげで僕たちはもっと頑張れます。 僕たち全員が「Begin」です。

RM:「砂漠が海になるのだろうか?」という疑問は、 デビュー前から自問してきた「終わりのない疑問」と「自己点検」の集約です。 その問いへのいちばんの答えでした。 ファンたちの愛情を知っているから、 涙が出るのは当然でした。

JIN:いったいいつこんなものを準備して、 こんな感動をくれるんだろう。 すごくありがたかった。 涙が止まりませんでした。

SUGA:最近すごく涙もろくなりました。 ある時は安堵、 ある時は怯え、 ある時は幸せ、 ある時は悲しみ。 こんな複雑な感情が押し寄せてきます。

J-HOPE:いつもファンのみんなのイベントは「トリハダ」でした。 ファンの気持ちを知っているから。 そのエネルギーが伝わってきた時、 相乗効果が爆発的になります。 果てしない感動です。 いつも感謝しています。 サランヘヨ。

JIMIN:もし、 その時々に感じる感情を言葉で表現できるなら…本が何冊も出ていると思います。 「そうだ、 僕たちの側にはいつもファンのみんながいるんだ」ということに気づいた瞬間でした。 幸せすぎてすぐに涙が出てしまいます。

(中略)

JUNGKOOK:そのステージの上ですべてを感じられました。 「ARMY」の息づかい、 声。 「ARMY」の合唱、 涙。 そんなファンを見るたびに本当に感激します。 BTSになって、 よかった…。

RM:「僕たち」の意味を知ろうとしているところです。 僕たちではなくて、 僕と君である瞬間が多かったように思います。 お互い本当に一緒である「僕たち」の意味を「ARMY」たちと一緒に知っていきたいです。 メンバーの一人ひとりが、 「ARMY」に対してそんな「僕たち」のような存在であってほしいです。 この世のどこかで、 違った姿で別の仕事をして暮らしているでしょう。 でも音楽で、 ステージで、 僕たちはお互い一緒に息をしているんです。 人間が必然的に持つしかない寂しさと孤独を慰め、 この世界で一緒に生きていきたいです。 それが僕がしたいことです。

JIN:「ARMY」がいるから、 ほかの人が砂漠だという場所を、 僕は海みたいに過ごしました。 僕を幸せにしてくれてありがとう。 I Love You。

SUGA:あまりに高く飛んでいる気がします。 すごくたくさんのものが見えるし、 本当に遠くまで見えます。 雲の上はいつも幸せだと思っていたのに、 下を見るとたまに怖くなることがあります。 僕たちが一緒に飛んでいることに勇気をもらっています。 落ちるのは怖いけど、 着陸は怖くありません。 一緒にいてくれて、 ありがとうございます。 いつも感謝しています。 サランヘヨ。

J-HOPE:いつも応援してくれて、 好きでいてくれてありがとう。 みんなの希望になれて幸せです。

JIMIN:「ARMY」の皆さん。 いつも僕がどんな気持ちでみんなを見ているか知っていると思います。 隣で一緒に歩いてくれるおかげで、 僕はもう一歩踏み出すことができます。 みんなによりよい姿を見せられるように、 みんなのことをもっと大好きになれるように頑張ります。 サランヘヨ。

V :みんなに元気でいてほしいし、 本当に幸せな日々でいっぱいであってほしいです。 本当に、 サランヘヨ。

JUNGKOOK:僕はいつもこの場所にいます。 「ARMY」のみんなが会いたいときはいつ来てもいいし、 行かなきゃいけない時、 行きたい時はいつでも行って大丈夫です。 でもこれだけは覚えておいてください。 僕はいつもこの場所にいるという事を。

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