実は新種だった…美ら海水族館で別名で展示されていた時期も 見分け難しい

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新種と判明したチュラシマハナダイ(国営沖縄記念公園・海洋博公園提供)

 【本部】沖縄美ら海水族館が飼育してきた琉球列島固有のハタ科の魚がことし1月、鹿児島大学の研究で新種と判明し、「チュラシマハナダイ」と命名された。全長6センチと9センチの2匹は「深海の小さな生き物」コーナーで観賞できる。

 チュラシマハナダイは沖縄本島と奄美大島の近海に生息する魚で、展示している2尾は2011年と19年に同水族館が本島北部の水深約200~250メートルの海底から採集した。同じハタ科のニシキハナダイやフジナハナダイと模様や大きさなどが非常に似ており、同水族館でもフジナハナダイと展示していた期間もある。これまでに7尾が発見され、現在、生きているのはこの2尾だけ。

 飼育担当の金子篤史さんは、形態も生息する水深も近いチュラシマハナダイとフジナハナダイは互いをどう見分けているのか不思議だと興味津々。「沖縄の海の豊かさを追究したい」と話した。