大村市がマスク1万5000枚 上海市閔行区へ送る

友好都市の上海市閔行区へマスクを送る準備をする職員=大村市役所

 新型コロナウイルスによる肺炎の感染拡大を受け大村市は3日、友好都市の中国上海市閔行(みんこう)区からの要請でマスク約1万5千枚を送った。
 大村市によると、要請があったのは先月29日夜。新型肺炎の流行を防止するためマスクやゴーグル、防護服などの提供を要請されたという。
 大村市は市内の業者に問い合わせ、市日中親善協会と共同で約20万円分のマスクを購入。市職員から提供されたマスクと合わせ、園田裕史市長名での応援メッセージを添えた計11箱を国際郵便で送った。大村市企画政策課は「ほかの必要な物資についても、状況を見ながら支援を続けていきたい」としている。
 長崎県も、友好県省や友好交流関係にある都市のうち、被害が大きな湖北省を中心にマスクを支援できないか検討中という。

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