マリナーズ 左腕・ゴンザレスと4年3000万ドルで契約延長

日本時間2月4日、マリナーズは先発ローテーションの中心的存在である左腕、マルコ・ゴンザレスと2025年の球団オプションが付属した4年契約を結び、契約を延長したことを発表した。ゴンザレスの今季の年俸はすでに100万ドルで確定しており、今回の契約延長は2021~2024年の4年間をカバーするものとなる。MLBネットワークのジョン・ヘイマンによると、ゴンザレスには4年間で3000万ドルが保証され、2025年の球団オプションが行使された場合、5年間の総額は4500万ドルとなるようだ。

現在27歳のゴンザレスは、現在マリナーズの先発1番手という地位を確立しており、昨季は34試合に先発して自己最多の203イニングを投げ、16勝13敗、防御率3.99、147奪三振をマークした。来季が年俸調停期間の1年目であり、今回の4年契約は年俸調停期間の3年(2021~2023年)とフリーエージェント期間の1年目(2024年)をカバーする。球団オプションが行使された場合、ゴンザレスがフリーエージェント市場に出るのは当初の予定より2年遅い2025年シーズン終了後となる。

マリナーズのジェリー・ディポートGMは「マリナーズに加入して以来、彼は高い耐久性で堅実な働きをしてくれているし、目立たないけどア・リーグの先発投手の個人成績ランキングのなかにしっかりランクインしている」と語り、ゴンザレスの地味ながらも堅実な働きぶりを高く評価。「彼の存在感や競争心、しっかりとした準備やリーダーシップは、我々の将来のカギとなる部分だと思っている」と契約延長の決め手を明らかにした。

ゴンザレスは2017年7月にタイラー・オニールとのトレードでカージナルスからマリナーズへ加入。この年はトミー・ジョン手術からの復帰1年目だったこともあり、加入後の10試合(うち7先発)で1勝1敗、防御率5.40に終わったものの、翌2018年は29先発で13勝9敗、防御率4.00をマーク。昨季はさらに成績を向上させ、先発1番手の座を不動のものとした。

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