ロッテ加入の小野、新天地の調整法に好感触 「やりたいように考えながらできるかな」

ロッテ・小野郁【写真:荒川祐史】

2度目のブルペンでは35球「やれることをやってオープン戦からアピール」

 楽天からロッテに人的補償で加入した小野郁投手は3日、沖縄・石垣島で行われている春季キャンプで2度目のブルペン入り。ストレートにスライダー、チェンジアップ、シュートを交えて35球を投げ込んだ。

 ブルペンでは「だんだんよくなってきているかなという感じですね」と手応え。楽天時代のキャンプとの違いについて「ブルペンの日にちが決められていること。そんなに球数を放らなくてもいいこと」を挙げ、「自分がやりたいように考えながらできるかな」と好感触のようだ。

 西日本短大付高から2014年ドラフト2位で楽天に入団した23歳。1軍では5年間で39試合に登板し、0勝1敗、防御率7.30と壁に当たっている。一方でイースタンでは2年連続最多セーブに輝き、特に昨季は38回を投げて53奪三振と圧巻の内容。国内FA権を行使してロッテから楽天入りした鈴木大地内野手の人的補償として新天地に移った今季は、1軍での飛躍が期待されている。

 目標は「自分のやれることをしっかりやって、しっかりとオープン戦からアピールすること」。ジャクソンとハーマンの加入でブルペン争いは熾烈。割って入りたいところだ。(工藤慶大 / Keita Kudo)

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