花を見ながら梅酒堪能 8日から小田原、3会場でまつり

曽我梅林

 梅林で知られる神奈川県小田原市で、満開の花を見ながら梅酒を味わう「厳選梅酒まつり」が2月8日から4日間、市内3会場で開かれる。今年で50回を数える「小田原梅まつり」(2月1日~3月1日)に合わせた催しで、同市では初の開催となる。全国梅酒品評会で入賞した約80種類のよりすぐりの梅酒が楽しめる。

 梅酒まつりは2011年に始まり、現在は水戸や福岡(太宰府天満宮)、京都(北野天満宮)など6カ所で毎年開かれている。各地のまつりを主催している一般社団法人梅酒研究会に呼び掛けて実現した。

 小田原でのまつりは小田原駅地下街「ハルネ小田原」、小田原城本丸広場、曽我梅林別所会場の3カ所で実施。ハルネでは歴代受賞の約60種類、小田原城では本年度の銀賞20種類、曽我梅林では金賞8種類の梅酒が味わえる。ハルネのみ即売も行われる。

 ハルネと小田原城では1500円(前売り券1300円)の飲食チケットを購入すると「17梅銭(うめせん)」が与えられ、1杯1~6梅銭ほどの好きな梅酒が飲める。曽我梅林では4種類セットを500円で購入する。前売り券はハルネ小田原街かど案内所などで販売される。

 小田原市は「普段味わえない種類を試せるいい機会。今後も恒例のイベントとして開催していきたい」と話している。

 問い合わせは、実行委員会事務局(小田原市観光協会)電話0465(22)5002。

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