近所で助け合い「できる支援を」 市原・突風被害

「できることから」 アドレス・サービス株式会社の役員 支援を通じ"人"支える

©千葉テレビ放送株式会社

突風被害のあった市原市

 

 千葉県市原市に住む会社役員、石井肇三さんは、昨秋の台風等による被災者支援活動を続けています。きっかけは、近所で大きな被害が発生したことでした。

突風は周辺住宅にも被害が広がる(市原市)

 昨年10月、千葉県へ大きな被害をもたらした台風19号や竜巻とみられる突風で、石井さんの近所に住むシングルマザーAさんの家は、柱だけの状態になる甚大な被害を受けました。またAさん宅周辺の家屋も数件全壊し、その後しばらく付近の道路も通行止めになりました。

 石井さんは突風後のある日、近所のスーパーに行き、店員と周辺地域の被害の話をしていました。その時、被害状況を話してくれたのが、家屋に甚大な被害を受けたAさんのお子さんで、被害直後は勤務を休んでいたものの「生活があるから働かなければならない」と2~3週間で職場に復帰していました。

 Aさん家族は突風被害の後、しばらく親せきの家で暮らしていましたが、現在は千葉県が被災者のために用意した県営住宅で生活しています。ただ、被害を受けた家屋再建の目途は、全く立っていません。

 「着るものもない。家は柱だけに・・・」

 近所からもAさん宅の被害について話が入ってきました。石井さんは、この出来事を他人事にできず、「できる支援をしよう」と決意。

アドレス・サービス株式会社(東金市)

 石井さんが勤めるアドレス・サービス株式会社(東金市)に、昔従業員が使っていた電子レンジや洗濯機など家財道具一式があったことから、昨年12月、Aさんの予定に合わせてこれらを搬出し、贈呈しました。
また会社では米を販売していたことから、名産の多古米90キロも贈呈し、大変喜ばれました。

 石井さんはAさんへの支援について「助けたい気持ちで支援した」と話していて、これをきっかけに、その後も趣味の釣りで鋸南町に行った際には、船頭に食糧支援としてカップラーメンを贈呈するなど、各地で支援活動を続けています。