歌手・梓みちよさんが急性心不全 『こんにちは赤ちゃん』『二人でお酒を』などのヒット曲 明石家さんまにシャンパンを浴びせた昭和の歌手

画像は『梓みちよ ベストアルバム』より

歌手・梓みちよさんが急性心不全で亡くなっていたことが3日、明らかになりました。梓さんといえば『こんにちは赤ちゃん』『二人でお酒を』などのヒット曲で知られ、胡坐で歌い上げるスタイルが大きな話題を呼びました。

幅広いジャンルを歌いこなす歌唱力と共に、気が強くサバサバした性格でも注目を集め、ライバル歌手であった中尾ミエさんとは取っ組み合いのけんかをしたこともあったといいます。

さらにフジテレビ『さんまのまんま』に出演した際には、司会の明石家さんまさんの言動に激怒し、シャンパンを何度も浴びせたというエピソードでも知られています(画像は後半に)。

所属事務所によると先月29日、出演予定の番組の打ち合わせのためにマネージャーが自宅を訪ねたところ、亡くなっているのを発見したということでした。

この突然の訃報は、多くの人に衝撃を与えています。

ネット上では「また一人昭和のスターが…」といった声や、

「小さい頃によくおばあちゃんに歌ってもらってた曲が『こんにちは赤ちゃん』だった。今でも聞いてる」

「『二人でお酒を』、大好きで、何回も聴いてます。とても残念です。言葉が見つからない。あぐらかいて歌うのカッコよかったし! 心からご冥福をお祈りします。素敵な曲をありがとうございました…」

「まだお若いのに…。『二人でお酒を』を胡座かいて歌った時の衝撃は忘れられません。歌って自由に歌っていいんだと、子供心に思いました」

「ふと気が付くと口ずさんでいる。この方の歌声は心癒される歌声だった…」

「昭和の灯りがひとつずつ消えていかれますね…寂しいです」

「本当に残念です。最後まで格好いい女性でした。ご冥福をお祈り致します」

といった声が寄せられていました。

4日朝には多くの報道番組がこの訃報を取り上げ、フジテレビ『とくダネ!』のMC小倉智昭さんも『昭和を彩ったこれだけの大スターが、誰にも看取られず1人で亡くなっていったのは切ないですね』とコメントし、昭和の大スターの死を悼んでいました。

美しい歌声で多くの人を魅了した歌手・梓みちよさんのご冥福をお祈り致します。(文◎絹田たぬき)

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