鷹15年ドラ1高橋純がドラ1佐藤にプロの洗礼 全球真っ直ぐでねじ伏せ「ルーキーに…」

春季キャンプのフリー打撃に登板したソフトバンク・高橋純平【写真:福谷佑介】

ドラ1の佐藤とフリー打撃で対戦し3度の空振り、ファウルも7本

 ソフトバンクの高橋純平投手が4日、今キャンプ初の打撃投手に登板した。宮崎キャンプ第1クール最終日、松田遼馬投手と共にマウンドに上がると、ドラフト1位ルーキー佐藤直樹外野手をねじ伏せた。

 投手陣の打撃投手登板はこの日が2日目。この日は昨季、中継ぎとして台頭した2015年のドラフト1位高橋純がマウンドに上がった。まず真砂勇介外野手と対戦。21スイングで安打性3本とすると、2人目にドラフト1位ルーキーの佐藤が打席に立った。

 その初球は高めの真っ直ぐで空振り。全球真っ直ぐだったが、3度の空振り、ファウル性が7本とねじ伏せ、ヒット性の当たりは1本だけだった。2人に対して、41球を投げてヒット性は4本。スピードは140キロ台半ばをマークしたが、「ルーキーに外野に飛ばされてちゃダメですね。僕がヘボい」と苦笑いだった。

「全体的にはまとまったかなと思います。初球からマックスいけたのは試合で大事なこと。去年勉強させてもらった、打たれるゾーン、空振りを取れるゾーン、今日の感じでまた見出せたと思います」とこの日の投球を振り返った高橋純。今季は先発と取り沙汰されているが、「そんなに甘くないと思います」と本人は至って冷静。先発は目指しつつも、中継ぎとして働くことも考えてキャンプでの練習に取り組んでおり「今日の4分×2セットで最後、ボールが垂れているようじゃ先発は遠いですね」と話していた。(福谷佑介 / Yusuke Fukutani)

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