横浜DeNAピープルズ、制球力でアピール 「学び続ければ好機はある」

投内連携の練習に参加するピープルズ=アトムホームスタジアム宜野湾

 196センチの長身から多彩な変化球を低めに集めた。横浜DeNAの先発ローテーション争いに食い込もうと、新外国人のピ-プルズが持ち味の制球力でアピ-ルを続けている。

 「米国でキャンプ4日目までに複数回投げるなんてあまりない」と驚きながらも自身2度目のブルペン入り。意識して高めへ直球を投げた後にカ-ブとチェンジアップを沈めてみせ、「来日前にも投げていたから仕上がりは80パ-セントくらい」とうなずいた。

 マスクをかぶった山本は「カ-ブがいい。タイプとしてはウィ-ランドに似ている」と2年前までベイスタ-ズに在籍した助っ人を引き合いに出す。木塚投手コ-チも「角度があるし、自滅するタイプではなさそう。練習も黙々とやるし真面目」と及第点を与えた。

 米大リ-グ、インディアンス傘下の3Aで昨季10勝を挙げた右腕は、「やるべきことをやって毎日学び続けていれば、チャンスはあるはず」と実戦で結果を示す。

© 株式会社神奈川新聞社