リヴァプールで「1試合だけプレーした」9選手、覚えてる?

南野拓実が今冬加入したリヴァプール。名門だけに、数多くの選手たちが毎年入っては出ていく。

その中で、「リヴァプールにおいてプレミアリーグに1試合出場しただけで退団した」選手とは?『Planet Football』のセレクトを見ていこう。

ラファ・カマーチョ

リヴァプール所属:2016~2019年

現所属クラブ:スポルティング・リスボン

スポルティング・リスボンのユースから13歳でマンチェスター・シティに移籍し、そして16歳でリヴァプールへとやってきたという珍しいポルトガル人ウインガー。

サイドバックでも試されるなど使い方が模索されたものの、2019年の1月にクリスタル・パレス戦で出場したのみとなった。

今季は古巣のスポルティング・リスボンに復帰することが決定。今季はこれまで10試合に出場している。

セルジ・カノス

リヴァプール所属:2013~2016年

現所属クラブ:ブレントフォード

バルセロナの下部組織出身。2013年に16歳でリヴァプールに加入し、UEFAユースリーグで活躍を見せたあと、トップチームに合流した。

2015-16シーズンはブレントフォードにローン移籍していたが、終盤に復帰。シェイ・オジョとの交代でデビューしたものの、その直後の夏にチームを離れている。

その後はノリッジを経て古巣のブレントフォードに復帰。昨季は44試合に出場するなどタフなプレーを見せている。

コナー・コーディ

リヴァプール所属:2005~2014年

現所属クラブ:ウォルヴァーハンプトン

子供の頃からリヴァプールの下部組織で育成されたDF。U-21のカテゴリではキャプテンを務めるなど期待の大型CBで、2013年5月12日のフラム戦でトップチームにデビューした。

次のシーズンはシェフィールド・ユナイテッドにローン移籍し、そこでレギュラーとして活躍。その後ハダーズフィールド・タウンを経てウォルヴァーハンプトン・ワンダラーズに加入し、それから長く同チームの主力となっている。

2017-18シーズンにはプレミアリーグ昇格に貢献。ヌーノ・エスピリト・サント監督に強く信頼される選手となっている。

スティーヴン・ダービー

リヴァプール所属:2006~2012年

現所属クラブ:引退

2006年にトップチームへ昇格することが発表されたスティーヴン・ダービー。FAユースカップの連覇に貢献し、キャプテンとしてチームを率いていた。

一貫性がある右SBだと話題になり、キャラガーにも高く評価されたものの、プレミアリーグでは2009-10シーズンに1試合起用されたのみ。2010年1月のトッテナム戦でフィリップ・デゲンと代わっただけだった。

2012年夏に契約が終了した後はブラッドフォード・シティで長くプレーし、2017-18シーズンはボルトン・ワンダラーズに移籍したが…2018年に運動ニューロン疾患(運動細胞の変性を起こす難病)と診断され、29歳で現役を引退した。

デイビット・レイヴン

リヴァプール所属:2004~2006年

現所属クラブ:ウォリントン・タウン

トランメア・ローヴァーズのアカデミーから2004年にリヴァプールへと加入。2004年のリーグカップでトッテナムを相手にデビューし、いきなりマン・オブ・ザ・マッチを獲得する活躍を見せた。サウサンプトン戦でプレミアリーグに初出場を果たす。

センターハーフとして活躍していたが、ベニテス監督は右サイドバックにコンバート。それもきっかけとなってリザーブのキャプテンとなったが、トップチームには定着できなかった。

その後はカーライル・ユナイテッドやシュルーズベリー、インヴァーネス(スコットランド)、レクサム、そしてウォリントン・タウンと渡り歩いている。

パトリス・ルジ

リヴァプール所属:2002~2005年

現所属クラブ:引退

フランス出身のゴールキーパー。モナコの下部組織で育成された選手で、それからアジャクシオを経て2002年にリヴァプールへと加入した。

その際にリヴァプールにはデュデクとカークランドがおり、さらにサウサンプトンからポール・ジョーンズが獲得されたため、わずか1試合の出場に終わっている。

それからエクセルシオール、シャルルロワ、レンヌでプレーした後、30歳という若さで現役を引退している。

ダニエレ・パデッリ

リヴァプール所属:2007年

現所属クラブ:インテル

イタリア出身のゴールキーパー。サンプドリアからさまざまなクラブにローン移籍を繰り返しているとき、2007年に短期間リヴァプールへと加入している。

ラファエル・ベニテス監督は2007年5月のチャールトン・アスレティック戦で突如彼をデビューさせたものの、その試合では2失点するなどパフォーマンスは芳しくなく…半年で返却されることになった。

その後トリノでレギュラーとして活躍し、2017年からは名門インテルに所属。長らくサブキーパーを務めたが、先日ついに初出場を果たしている。

ジョン・ニュービー

リヴァプール所属:1988~2001年

現所属クラブ:引退

圧倒的なスピードを持つストライカーとして、1996年のFAユースカップ優勝に貢献したストライカー。若くしてプロデビューを果たしたが、その後カーライル、クルー・アレクサンドラ、シェフィールド・ユナイテッド、ベリーとローン生活を送ることに…。

結局リヴァプールでは1試合しか出場しないまま2001年に退団し、完全移籍したベリーで100試合に出場するなど、下部リーグのローカルヒーローとなった。

2011年には選手兼監督としてコルウィン・ベイというクラブを2年間率いたことも。現在はリヴァプールのマンチェスター地域9~13歳担当スカウト。

ジョーダン・ロシター

リヴァプール所属:2003~2016年

現所属クラブ:フリートウッド・タウン(※レンジャースからのローン)

ロシターはリヴァプールの下部組織でかなり期待されたMFだった。6歳からアカデミーに所属し、2013-14シーズンにトップチームの練習に合流。初めてベンチ入りも経験した。

ブレンダン・ロジャーズ監督は2014-15シーズンに17歳のロシターをリーグカップでデビューさせ、次年度にはヨーロッパリーグとプレミアリーグでも使われたが…2015年10月に代表でのプレーでハムストリングを負傷。さらに12月の復帰直後に同じ箇所を壊してしまい…。

クロップ監督の下でスタートに失敗したため、2016年の夏にスコットランドの名門レンジャーズへと移籍。今季は3部のフリートウッド・タウンに貸し出されている。

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