ピーダーソンとレンヒフォの交換は複数トレードに発展へ

日本時間2月5日、ドジャース、レッドソックス、ツインズによる大型の三角トレードが合意に達し、ドジャースはレッドソックスからムーキー・ベッツ、デービッド・プライス、金銭を獲得する見込みとなっている。ベッツの加入により外野に余剰人員が発生したドジャースは、昨季36本塁打のジョク・ピーダーソンをエンゼルスへ放出して若手二塁手のルイス・レンヒフォを獲得する見込みであることが報じられているが、ロサンゼルスに本拠地を置く2球団によるトレードは1対1ではなく、複数の選手を巻き込んだ形へ発展しているようだ。

ジ・アスレチックでエンゼルスを担当するファビアン・アルダーヤによると、ドジャースはピーダーソンのほかに「メジャーの先発投手1人」と「プロスペクト1人」をエンゼルスへ放出し、レンヒフォのほかに「プロスペクト1人」を獲得する見込みであるという。ドジャースからエンゼルスへ移籍する「メジャーの先発投手1人」はプライスでないことが確認されている。

現在27歳のピーダーソンは、昨季ドジャースで149試合に出場していずれも自己ベストとなる打率.249、36本塁打、74打点、OPS.876をマーク。しかし、36本塁打はすべて右腕から放ったものであり、エンゼルスでも右打者との併用でプラトーン起用される可能性が高い。なお、ピーダーソンは今季終了後にフリーエージェントとなる。

一方、ドジャースが獲得するレンヒフォは、昨年4月にメジャーデビューを果たした22歳の二塁手で、昨季エンゼルスで108試合に出場して打率.238、7本塁打、33打点、OPS.685を記録。マイナー時代は二塁と遊撃のほか、三塁と外野3ポジションを守った経験もあり、内外野兼用のユーティリティなスイッチヒッターとして新天地でも重宝されそうだ。

また、ドジャースからエンゼルスへ移籍する「プロスペクト1人」はドミニカ共和国出身のアンディ・パヘスであることが報じられている。パヘスは19歳の外野手で、昨季はルーキー級での63試合で打率.298、19本塁打、55打点、OPS1.049をマークした。

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