インターンシップ説明会の服装は私服でOK?男女別コーディネート!

インターンシップの説明会に行く服装は、スーツまたはオフィスカジュアルがおすすめです。「私服」「服装自由」の場合でも、どんな服装で参加してもいいわけではありません。仕事に適した服装かどうかを考え、企業の社風や社員の方の服装をリサーチして、企業理解の一環として服装を考えてみませんか。

インターンシップ説明会はスーツor私服?

キャリタス就活の学生モニター調査によると、2020年卒業の学生がインターンシップに参加した割合は85%を超えています。過去10年間の調査から、インターンシップへ参加する学生の数も、インターンシップを実施する企業の数も増加傾向にあることが分かります。

(参照元:インターンシップに関する調査|キャリタス就活2020)

また、リクルートキャリアの調査によれば、企業がインターンシップを実施する目的の上位4つは下記のとおりです。

1. 仕事を通じて、学生に自社を含め、業界・仕事の理解を促進させる
2. 入社意欲の高い学生を絞り込む
3. 学生に就業体験の機会を提供することで、社会貢献する
4. 採用を意識し学生のスキルを見極める

(参照元:就職白書2019 ー調査リリースー|就職みらい研究所|リクルートキャリア,P15)

これらのことからインターンシップは、多くの学生が参加する採用につながっている活動であることが分かります。「採用につながっている」ということを大前提に、インターンシップ説明会に適した服装を確認していきましょう!

スーツで参加するメリット

インターンシップの説明会に、スーツで参加するメリットは4つあります。

  • 清潔感を出しやすく、無難である
  • 就職活動の本番前にスーツに慣れることができる
  • あれこれ悩まなくて済む
  • ほかの会社説明会やセミナーなどにそのまま参加できる

業界にもよりますが、スーツは就職活動やインターンシップにおいて最も無難な服装です。リクルートの調査によると、約9割の学生がインターンシップ説明会にスーツで参加していることが分かります。

(参照元:インターンの説明会ではどんなことが聞ける?行った方がいい?参加時に気をつけることは?|リクナビ就活準備ガイド)

また、スーツは私服に比べると清潔感を出しやすい服装でもあります。初めて会ったときの印象は大切なので、清潔感や誠実さを伝えたいのであればスーツが最適です。

ほかにも、インターンシップのときからスーツを着ることでスーツになじむことができ、服装に悩むこともなくなります。さらに、一日に複数のスケジュールを入れている場合は、スーツで行動することでどんな説明会・セミナーに参加しても安心です。

私服で参加するときの考え方

インターンシップの参加詳細に「私服」「服装自由」という記載をする企業もあります。このときに考えるべきことは、下記の3点です。

  • 企業の仕事内容に合った服装かどうか
  • 企業は何を意図しているか
  • 企業で働いている社員の服装はどうか

まず、私服で参加する場合は、仕事をするときに適した服装かどうかを考えましょう。オフィスワークが中心の仕事であれば、オフィスカジュアルが適しているでしょうし、外出することが多い、接客する場面が多い仕事であれば、ビジネスカジュアルやスーツが適しているでしょう。

次に、「私服」「服装自由」とする企業の意図は何かを考えましょう。考えられる意図は大きく3つです。

  • 仕事に適した服装を選べる人か判断したい
  • リラックスして参加してほしい・個性を見たい
  • 服装を気にしていない(IT系やベンチャー企業に多い)

インターンシップに参加した先輩の話や学校のキャリア支援センターなどで積極的に情報を集めて、企業の意図を知る努力をするのがおすすめです。

そして、ホームページなどを確認して、企業で働いている社員の服装をリサーチすることも大切です。社員の服装はその企業のスタンダードとなります。迷った場合は、社員の服装を調べておくとイメージがつきやすくなるでしょう。

私服で参加するときはオフィスカジュアルで

インターンシップや就職活動に限らず、ビジネスの場面では、「清潔感」「誠実さ」「意欲」が大切なポイントになります。それを加味したうえで服装を考えてみると、「私服」だからといって何でもいいわけではないことが分かります。「私服」や「服装自由」の説明会で服装に迷ったら、オフィスカジュアルで参加するのがおすすめです。

男性のオフィスカジュアルコーディネート

男性のオフィスカジュアルは、「ジャケット」「襟付きシャツ」「チノパンorスラックス」「革靴」の4つの基本アイテムから構成されます。

ジャケット	黒や紺色、グレーなどのダークカラーが基本です。アイロンをかけて、しわがないように意識しましょう。
襟付きシャツ	基本は、白の襟付きシャツです。ストライプやドットなどの多少の柄は企業によっては許容範囲内です。シャツもアイロンをかけて清潔感を出すようにしましょう。
チノパンorスラックス	ボトムスは、グレーやベージュ、黒がおすすめです。ジャケットと合わせるようにしましょう。
革靴	足元は非常に目立つポイントです。黒か茶色のシンプルなものをおすすめします。

上記の4つの基本アイテムに加えて、ベルトもジャケットや革靴のカラーリングに合わせてダーク系でまとめるようにしましょう。

女性のオフィスカジュアルコーディネート

女性は男性よりも選択肢が広いですが、基本は4つのアイテムをメインにコーディネートすることをおすすめします。

ジャケットorカーディガン	黒や紺色、グレーなどのダークカラーまたはベージュなどの落ち着いた色が基本です。ジャケットを着用する場合は、アイロンをかけてしわがないように意識しましょう。
襟付きシャツorブラウスorカットソー	基本は白ですが、多少色が付いていても大丈夫でしょう。襟付きシャツ・ブラウスもアイロンをかけて清潔感を出すようにしましょう。カットソーはシンプルなものを選びましょう。
スカートorパンツ	スカートでもパンツでもどちらでも問題ありません。個人の好みや動きやすさ、季節を総合的に考えるといいでしょう。色はジャケットと合わせてダークカラーがおすすめです。
パンプス	黒のパンプスがいいでしょう。ヒールの高さは3~5cmほどがいいでしょう。

アクセサリーは腕時計のみにとどめておくのがおすすめです。

インターンシップ説明会でNGな私服

インターンシップ説明会でNGな私服は、「露出の激しいもの」と「カジュアルすぎるもの」の大きく2つに分けられます。

露出の激しいもの	タンクトップ、ノースリーブ、半ズボン、ミニスカート、ホットパンツ
カジュアルすぎるもの	パーカー、ジャージ、トレーナー、デニム、スニーカー、サンダル

「私服=普段着」ではないことを意識することが大切です。あくまでビジネスの場であることを忘れないようにしましょう。

服装以外で気をつけたい身だしなみ

最後は、企業担当者の目に触れる「髪形・髪色」と「かばん」について解説します。服装と同じかそれ以上に相手に与える印象を左右する要素ですので、抜かりなくチェックしていきましょう!

髪形・髪色

髪形・髪色は、服装と同じかそれ以上に印象を左右します。特に、スーツやオフィスカジュアルでダーク系の服装をコーディネートしている場合は、茶色がかった髪色は目立ちます。服装と同じく、「清潔感」がキーワードになります。

髪形は、男女ともに眉毛と耳をしっかり出すことを意識しましょう。男性は、前髪の長さは眉毛にかからない程度にするか短髪にしておでこを出すようにします。襟足もシャツにかからない長さにしましょう。強すぎるパーマもNGです。女性は、ヘアピンを使っておでこを出すようにすると「清潔感」「明るさ」を表現することができるのでおすすめです。

髪色は男女ともに、黒がおすすめです。男性は、黒髪以外はNGと考えましょう。女性は、ダークブラウンまではOKであることがありますが、明るすぎる茶色はNGです。

かばん

かばんは、黒系のビジネスバッグが無難です。黒系のバッグは、インターンシップだけでなく就職活動や働くようになってからも何かと使い勝手がいいものです。黒系のバッグがない方は、インターンシップの説明会のタイミングで購入することをおすすめします。色以外のポイントは3つです。

  • 床に置いても自立するかどうか
  • A4サイズの書類が入るかどうか
  • シンプルかどうか

ビジネスマンでもリュックを使っている方はいますが、リュックはカジュアルと捉える方もいますので、ビジネスバッグが無難でしょう。

まとめ

インターンシップの説明会の服装は、スーツかオフィスカジュアルがおすすめです。また、仕事をするのに適した服装かどうかをきちんと考えることで、自分の服装について質問されても答えることができます。企業理解・仕事理解の一環と考えて服装を選んでみると、企業や自分自身の理解が深まり、インターンシップ本番や就職活動にもつながります。

参考

インターン説明会には何を着ていく?相応しい服装とは|career ticket

合同説明会の服装マナー!就活生が知っておくべき身だしなみ|ゼロワンインターン

【男女別】インターンシップの説明会に適切な服装・髪型とは?|Mayonez

「服装自由」の会社説明会、合説って本当に私服でもいいの?それともスーツが良い?|キャリタンク

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