レッドブル・ホンダF1のマックス・フェルスタッペンは、2020年はメルセデスのルイス・ハミルトンとタイトル争いをすることができると自信を持っている。
2019年、ホンダのパワーユニット(PU/エンジン)を初めて搭載したレッドブルは、フェルスタッペンにより3勝を挙げ、F1コンストラクターズ選手権3位を獲得した。今年はメルセデスおよびフェラーリと本格的にタイトル争いをすることが、レッドブル・ホンダとフェルスタッペンの目標だ。
2019年にメルセデスはダブルタイトル6連覇を成し遂げ、ハミルトンは自身6度目の王座に就いた。圧倒的な強さを示す両者に今年は挑むことができると、フェルスタッペンは考えている。
「F1の世界ではマシンの力がものを言う」とフェルスタッペンは3日にロンドンで行われたイベントに出席した際にコメントした。
「ルイスはとても優れたドライバーだ。現役ベストのひとりなのは間違いないと思う。でも彼は神ではない。神が味方についているかもしれないが、彼自身は神ではない」
「トップに立つ人間であっても、プレッシャーがかかれば、楽にはいかなくなる。でもプレッシャーがかからなければ、97パーセントとか98パーセントで走ることができ、絶対にミスはしないだろう」
「シーズンを始める時点で(メルセデスとの差が)0.2秒以内であれば、彼らにプレッシャーをかけることができる」
「彼らに戦いを挑めるといいね。トップに近づくことができれば、去年よりもさらにいい仕事ができるという自信がある」
今年初めにレッドブル・レーシングは、フェルスタッペンとの契約を2023年シーズン末まで延長したことを発表した。長期契約を結んだことで、チャンピオンシップに集中することができると、フェルスタッペンは言う。
「将来が定まったのはいいことだ。不確定な要素がなくなったわけだからね」とフェルスタッペン。
「今はもうクエスチョンマークはない。その年の終わりで契約が切れる場合、次第に落ち着かない気持ちになってくる。そういう状況を避けたかった」
「ここは僕にふさわしい場所だ。このチームには、勝利とタイトルを目指して戦いたいという強い気持ちとモチベーションがある。今年はメルセデスに本格的に挑戦していきたい。僕らにはそれができると思う」