貴乃花が“フェミ男スタイル”に大満足! 同年代の「バナナサンド」と青春トーク

TBS系では2月11日にバナナマン(設楽統、日村勇紀)とサンドウィッチマン(伊達みきお、富澤たけし)の“バナナサンド”がMCを務めるトークバラエティー「バナナサンド」(午後7:00)の2時間スペシャルを放送。これまで深夜で放送し大好評だった番組が、初のゴールデンタイム進出となる。

同番組は、バナナサンドがゲストの好みやお悩みに対して、人生をより“おいしく”するちょっと変わった方法を提案する番組。今回は、ゴールデンにふさわしい豪華ゲストとして、元横綱の貴乃花光司、女優の桜井日奈子、そして「パプリカ」を歌うFoorinのメンバーで子役の吉田日向をゲストに迎える。平成の大横綱・貴乃花とMCの4人は同年代。それぞれが送ってきた人生を振り返ると、同年代ながら中学卒業後に角界入りした貴乃花は、4人とは異なる青春を送っていた。一方、素人参加型のテレビ番組に出演したり、普通の会社員とは思えない突飛な格好をしていたりと、貴乃花とは全く違うMCたちの青春時代も明らかになり、恥ずかしい映像や写真にスタジオは盛り上がる。

さらにMCから貴乃花へのおもてなしとして、もし角界に入っていなければ経験したかもしれない“青春”を体験。一世を風靡(ふうび)した歌を一緒に歌ったり、1980年代・90年代のファッションに身を包んだりと、当時の若者のはやりを貴乃花が追体験する。MC陣が「渋カジ」や「アムラー」のファッションに身を包む中、貴乃花が着たのは中性的な「フェミ男スタイル」の服。今まで見たことのない貴乃花の姿に周りは驚かされるが、本人は笑顔。さらに、回転ずしに行ったことがないという貴乃花を、その服装のままロケに連れ出すが…。

そして、好きなお笑い芸人はサンドウィッチマンで、バラエティーでも活躍したいという桜井は、サンドウィッチマンが「キングオブコント2009」で準優勝した時のネタ「ハンバーガーショップ」を伊達と披露する。「緊張する~」と言っていた桜井だが、コントは予想以上の高クオリティーでMCにも大好評。また、「パプリカ」の大ヒットで時の人となった吉田は、Foorinのメインボーカルであるにもかかわらず、街で全く気付かれない上に、女の子からモテないと悩みを明かす。そんな吉田にMCたちは、特技であるタップダンスを生かしたネタで人気者になることを提案。同じくタップダンスが得意な日村がお手本を見せると、2人の息のあったコラボレーションが実現する。

収録を終え「ゴールデンになったけれど、深夜でやっていた時の番組のテイストはしっかり残してますよね。それでいて豪華になって、グレードアップしている」と満足げな設楽。ゲストの貴乃花については「貴乃花さんが怒るんじゃないかと思うような内容でしたね。こんなことやってくれるのか、という」と心配したそうだが、「あんなに笑ってくださる方だと思わなかったです」(富澤)、「本当に。自然体だったよね。青春時代のはやりの服を着るという企画の時、着替えている最中に『楽しいなー。カラオケ面白かったなー』と言ってくださってたんですよ」(日村)、「今は一人暮らしで自炊しているなんていう貴重な話も聞けて良かったです」(伊達)と、貴乃花のリアクションがうれしかった様子。また、サンドウィッチマンとコントに挑戦した桜井については、富澤が「われわれのネタを相当見ていないとあんなにできないですよ。一言一句完璧でしたからね。間も良かったですし」と絶賛すると、伊達も「表情もばっちりでした」と同意した。

番組の見どころについて、日村は「貴乃花さんの面白さはめちゃくちゃ出ていると思います。ほかでは見られない、この番組でしか見られない魅力だと思うので、本当に注目していただきたいです」とアピール。伊達は「貴乃花さんのレアな話も多かったですしね。僕が何年も前からずーっとバナナマンさんにお願いしていた番組が実現して、今回は良い時間帯での放送ということで、光栄に感じます」と語り、「このまま引き続きゴールデンでいきたいですよね。(周りの3人に)もう少し深夜でやった方が良いですか?」と尋ねると、日村が「深夜も楽しくて好きなんですよ」、設楽が「やれるならどこでも良いけど、レギュラーを目指したいですよね」と続いてコメント。すると富澤が「深夜でレギュラー放送しつつ、時々ゴールデンスペシャルがあったら一番良いですよね」と話しをまとめ、「あとは、ゴールデンで結果を出して、続きはYouTubeで。今、子どもたちはみんなYouTube見てますから」と笑わせた。

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