上白石萌歌が殺人犯の役作りで裁判傍聴を経験「空気感を肌で感じることができた」

NHK BSプレミアムで2月22日放送の「ファーストラヴ」(午後9:00)の試写会に真木よう子と上白石萌歌が出席した。

同作は、直木賞を受賞した作家・島本理生氏による同名小説のドラマ化。女子大生父親刺殺事件の被告人・聖山環奈(上白石)のルポ執筆を担当することになった公認心理士・真壁由紀(真木)がたどり着く真実を描く。お互いの共演の感想について真木は「上白石さんはきちんと役に入っていて、安定しているお芝居をしていました。こちらが本気の気持ちでぶつかると、しっかりと返してくれる。私はそこに女優としての信頼を感じました」と絶賛。一方の上白石も「最後の面会室のシーンでは、目の前の仕切りさえも忘れるくらい熱量と愛を受け取ることができました。真木さんの目に助けられ、真木さんとでなければ生まれなかった感情もあり、感謝しています」と刺激を受けていた。

複雑な背景を持つ殺人犯を演じた上白石は「自分の目で見たり、体験するのが大事だと思ったので、撮影の前に初めて裁判所に行きました。肉眼で手錠をかけられている人を見て身震いしたし、法廷で行われている空気感を肌で感じることもできました」と裁判傍聴で役作り。それ以外にも「拘置所生活を送る方の日記を読んでみたり、自傷癖のある役柄なので、心の病についても調べたり。ドラマを通して学びが多く、知識も増えました。実践的に見たり調べたりすることで、役と向き合うことができました」と報告した。

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