大きなルアーほど大きなブラックバスが釣れるというのは、当たり前のこと。ところが小さなルアーでも、大きなバスは釣れるんです。そんなつじつまが合わなそうな現象を引き起こしてしまうハードルアーのひとつがスモールクランク。DAIWAの2020新製品『STEEZスクエア100』はまさに、そんなクランクベイトなのですよ!!
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『STEEZスクエア100』ってどんなルアー?
“100”という名前からするとボディ長100mmを想像してしまうかもしれませんが、『STEEZスクエア100』は47mm。実物を見れば一目瞭然、とても可愛らしいひと口サイズのクランクベイトです。
そして重量は6.2g(固定重心)。
『STEEZスクエア100』[SPEC]*●全長:47mm●重量:6.2g*予定●タイプ:フローティング●カラー:全8色●価格:未定●発売:*3月予定
と、この数字だけを聞くと、「投げにくいのでは?」とか「遠投できなそう」と思いがちですけど、いまどきのシャッドに使うタックルで投げてみると、まったくの杞憂であるとわかるはずです。付け加えるなら、DAIWAさんが提唱する「CT(コンパクト&タフ)」コンセプトのリールを積めばさらに余裕のはず。
固定重心のためボディ内部でのシンカーの移動はありません。すなわち、重心の位置が変わらないので着水直後からしっかりと水をつかみ泳ぎだしてくれるということ。これは、カバー周りなどの狭いスペースでもしっかりとバスを誘いだすための絶対条件といえるでしょう。
現代のフィールド事情を踏まえた『STEEZスクエア100』の機能
肝心なアクションですが、『STEEZスクエア100』はきびきびとしたタイトロールが身上。
これは、週末のみならず平日ですら多くのアングラーが訪れる昨今のフィールド事情を鑑みたうえでの設定。あえてラトルも入れておらず、サイレント仕様になっています。
クランクベイトというと、ぶりぶりとボディを左右に振るウォブリングが持ち味のモデルも多いですが、昨今、そうした強いアピール力は降雨によって濁りが入ったときや風が吹いて波立っているときなどに限定されがちです。通常の水質、無風時では強すぎるぶりぶりアクションを嫌がるバスも多いのです。
ラトル音もしかり。ルアーが発するサウンドは警戒心を高めることになりかねません。
ひっきりなしにルアーが通過する人気ポイントほどその傾向は強く、しかも相手が多くの修羅場をかいくぐって成長してきたビッグバスならなおのことでしょう。
冒頭で使用している写真のカラー“クラウン”のほか、『STEEZスクエア100』にはさまざまな状況に合わせて選べる以下の7色(全8色)がラインナップされる予定です。
『STEEZスクエア100』を活用するならこんな場所がオススメ!!
根がかり回避性能に優れていることから、カバー周りで起用してみたいですね。
また、ナチュラルなタイトロールアクションなので、ハードボトムのシャローや護岸際の中層ただ巻きでも効きそう!
『STEEZスクエア100』のまとめ
「小粒だけど攻めの釣りができる」とは、このクランクベイトを監修したDAIWAプロスタッフ赤羽修弥さんのお言葉。
【Profile】
赤羽修弥(あかばね・しゅうや)
1966年生まれ。W.B.S.所属。2008~2010年のBasserオールスタークラシックで三連覇という偉業を成し遂げたベテランアングラー。霞ヶ浦水系をホームグラウンドとし、巻き物からフィネスリグまであらゆる釣りを高次元でこなす。
バスの産卵期となる春はビッグフィッシュの確率が高まるシーズンですが、産卵を意識してシャローに差してきた個体が小さなルアーにとても反応がよくなるタイミングがあります。
そんな場面で活躍するのがスモールクランクであり、自己記録更新サイズをこの『STEEZスクエア100』で狙ってみてはいかがでしょうか。